ニトリのスキレットを購入しスキレットライフを満喫しています!
スキレットには調理しやすい、料理が美味しくなる、熱々で食べられるなど、普通のフライパンには無いたくさんの魅力があります!
ということで!今回はスキレットと長く付き合うためのシーズニング、日頃の手入れ方法、キャンプでの使い方を写真多めでご紹介します!
▼ニトリスキレットの良さはこちらの記事でご紹介しています!
目次
スキレット買ったらシーズニングしよう
スキレットとは
スキレットは料理好きやキャンパーに愛される鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパン!
熱伝導がいいので、温度が急激に上がったり下がったりせず調理しやすいうえにジューシーな料理を作ることが可能です!
また、一度熱せばなかなか温度が下がらないのでスキレットをお皿がわりに使えば最後まで温かい料理を楽しめるのも特徴!
熱せば温度が下がりづらいについては『実験:何分間、熱々なのか検証』にて実験しているので気になる方はチェックしてみてください♪
と、メリット尽くしなスキレットですが『シーズニング』が必要だったり『使用後のお手入れ』など一般的なフッ素加工フライパンと比べて色々と手間がかかります。
ただ、慣れてしまえばお手入れを含めスキレットを楽しめること間違い無し!
なぜシーズニングが必要なのか
スキレットを購入したら、まず最初にやらなくちゃいけないのがシーズニング!
シーズニングがなぜ必要かと言いますと、お店で売られているスキレットを想像してみてほしいのですが
錆びてる状態で売られてるスキレットは見たことがないですよね?
これは、サビさせない為の『錆止め防止ワックス』や『錆止めの油』が塗られているからなんです。このワックスを取らないととてもじゃないけど食べれる料理は作れません。
ということで!ワックスを剥がし、剥がした後はサビさせないための油慣らし(シーズニング)が必要になるんです!
シーズニングのやり方
それではここから私が行ったシーズニング方法をご説明します!
ザックリした流れは
- 食器用洗剤をつかって洗う
- 水を入れ沸騰させる
- 空焚き
- 食用油を塗り熱する
- ④を2、3回繰り返す
- 野菜くずを炒める
- 食用油を塗る
となります!これといって難しいことはありませんし、簡単ですので安心してください♪
では上記シーズニングの流れを写真つきでご紹介いたします!
スキレットシーズニングに必要な物
まずは準備するもの。
- 食器用洗剤(普段使ってる洗剤でOK)
- 布巾(水を拭き取れれば何でもOK)
- 野菜くず(ネギ、たまねぎ、生姜など香味野菜がベスト)
- オリーブオイル(サラダ油でもOK)
- キッチンペーパー(油を塗るのに使用)
- スキレットハンドルカバー(タオルでもOK)
必要なモノが準備できたらいよいよシーズニング開始!
①錆止め剤を落とす
まずはスキレット全体を食器用洗剤でよーく洗います。
洗い終わったら泡を流し、スキレットに水を張り火にかけ沸騰させます。
この工程は洗いきれなかった錆止め剤を浮かすため。
沸騰した水を捨て迅速丁寧に水分を拭き取ります。※水がついたまま放置するとサビます
②スキレットをしっかり焼く
水分を拭き取ったらスキレットを熱します
水分が蒸発しても、火は止めずスキレットを熱し続けます。
可能であればスキレットの色が変わるまで。安全装置が作動してしまう場合は安全装置が作動するまででOKです。
③両面に油を薄く塗る
たっぷり熱したら火を止めます。
火を止めたら油の焦げ付きを防ぐため、少し冷ましてからオリーブオイル(またはサラダ油)を薄く塗り込みます。
キッチンペーパー、箸をつかって塗り残しが無いよう隅々まで油を塗り込んでいきます。
スキレットの裏側も塗り塗り。
油を塗ると色が濃くなりますので塗り残しが無いかどうか分かりやすいです!
取っ手も塗り塗り。
④熱する→油を塗るを数回繰り返す
油をスキレット全体に塗りこんだら、火をつけもう一度熱します。
高温になってくると煙が出始めます。
煙が落ち着くまで熱しますが、我が家のガスコンロは安全装置が働き火が止まってしまうので安全装置がかかった時点でストップ。
熱し終わったらもう一度油を全体に塗り
もう一度熱します。
この油を塗る→熱するを合計で2,3回繰り返します。
⑤香味野菜を炒めて鉄臭さを除去
2〜3回の油塗り→熱するが完了したら、油を敷き野菜くずを炒めていきます!
私が使用した野菜くずはネギ、玉ねぎ、人参です!
香味野菜を使うのがおすすめ!炒めるときにつかう油は多めがグッドです!
スキレット全体をつかってしっかり野菜くずを炒めます。
野菜を炒めることで鉄臭かったスキレットからめちゃくちゃ美味しそうな匂いに変化!
⑥最後に油を塗りひろげ完了
野菜がちょっと焦げ始めたかな?ぐらいで野菜くずを捨てスキレットが冷めないうちに再度、油を全体に塗り込めば
完成です!おつかれさまでした!
そのまま料理をしてもOKですし、片付けるなら湿気のすくない場所に保管。もしくは新聞紙などを巻いて保管しましょう!
シーズニングで一番注意したのはワックスを洗い流した後です。
洗った後はスキレットがコーティングゼロの鉄むき出し状態なので、布巾などで丁寧に乾拭きしすぐに火にかけましょう!
あと、火傷に注意です!
本体はもちろん高温に
取っ手も高温になりますので火傷にご注意!
シーズニングはスキレットを持ち上げたり、ひっくり返したりしますのでハンドルカバー、もしくは乾いたタオルは必ず用意しましょう!(濡れたタオルはすぐに高温になるので注意)
- 洗剤で洗い、お湯を沸かし錆止め剤をとる
- しっかり焼く
- 全体に油を薄く塗る
- 熱する→油を塗るを数回繰り返す
- 香味野菜で鉄臭さを除去
- 油を塗って完了
スキレットのお手入れ
スキレットをつかって料理を楽しんだ後はお手入れが必要!
ということで我が家が行っている使用後のお手入れ方法をご紹介!
我が家のお手入れ方法
まず、大前提としてできるだけ食器用洗剤は使わないでください。馴染んだ油が取れてしまいます。
では行きます!
使い終わったスキレットに水を投入!スキレットが高温なまま水につけると急激な温度変化によりヒビ割れの原因になるので注意!
たわしをつかって汚れをとっていきます!スポンジでもOKですが、たわしのほうがこびりついた汚れを取りやすいです。
たわしでも取れない場合は、フライ返しや、もんじゃ焼きを食べるときに使うようなヘラ(スクレイパー)をつかって削り落とします。
上の写真は利き手じゃない左手だけで軽く洗った状態。洗剤を使わず優しくゴシゴシしただけでけっこう汚れは取れてくれます!
本気の右手をつかってゴシゴシ!完全に汚れは取れました!もちろん洗剤は使っていません。
汚れが取れたら火でしっかり熱します。
煙が出始めます。煙の勢いがおさまってきたら火を止めます。(我が家は安全装置が作動するまで)
火を止めたらスキレットが熱いうちにオリーブオイルまたはサラダ油などの食用油を投入!
追記:スキレットが高温すぎると油が焦げ付くと聞き、少し時間をおいて油を塗るようになりました(火を止め5分後ぐらい)
スキレット全体に油を馴染ませます。
裏も同じように油を塗り込んでいきます。
追記:購入から2年たった今は裏面に油を塗るのはやめました。このやり方にして1年が経過してますがサビはありません
取っ手部分も油を塗り込みます。
完成です!このまま冷えるのを待ってスキレットを片付けます♪
次回使用時は、軽く水でゆすいでから使用しています。
しばらく使う予定がないなら新聞紙などでくるんで片付けておくと湿気対策になります!
汚れが落ちないよ!のときは
スキレットは出来るだけ早く洗うのが良いとされています。その理由は温かいほうが汚れが落ちやすいからです。
もし冷えてしまったら一度温め直して洗うか、お湯で洗うことで汚れも落ちやすくなります!
※高温な状態から水につけるとヒビ割れの原因になるのでアツアツの状態は避けてください。
もし、焦げが残ったり匂いが取れない場合は重曹に浸け置きすれば汚れが浮きやすくなります。
どうしても汚れが落ちない場合は食器用洗剤やスチールたわしを使うのもOKですが、馴染んだ油が落ちてしまうので洗った後はしっかり油慣らしをしましょう!
ちなみにスキレットにヒビが入ってしまうと修復は不可能です。ヒビが入ったまま使用し続けると砕ける可能性があり大変危険です。もしヒビ割れしたら…残念ですがスキレットとはお別れです。
サビが発生したら
もしもサビが発生してしまい、洗っても取れなくなってしまったら?
まだ我が家のスキレットがサビていないので実際に試したわけではありませんが、サビ取りの方法をご紹介!
まず最初に試してもらいたいのが食器用洗剤で洗うということ。スキレットに油が浸透してれば浸透していた油が洗剤によって浮き出るので、サビも一緒に落ちる可能性があります。
それでも落ちないなら
- 強火で空焚きしサビを浮かせる
- スチールたわしや磨き粉でサビをゴシゴシ
- 食器用洗剤で洗う
- シーズニングと同じ流れ
となります!
サビを浮かせ、ガシガシ洗って落とすわけですね!
上記方法を行うことでスキレットは購入時と同じくコーティングが剥がれた状態になりますのでシーズニングをしたときと同じく
- 食用油を塗り熱する
- ①を2,3回繰り返す
- 野菜くずを炒める
- 食用油を塗る
が必要となります!
サビさせてしまうと手間が増えますので日々のお手入れが大事になってきますね!
ただ、サビが発生しても早めの対処で簡単にサビが落ちますので、長期間使用しない場合は時々スキレットの様子をチェックするのが良いです!
キャンプでのスキレットの使い方
最後に私がキャンプでスキレットをどのように使っているかをご紹介!
スキレット購入前に私が気にしていたことは
- 持ち運びどうしてるの?
- 使った後どうしてるの?すぐ洗うの?
- 連続で料理を作るときどうしてるの?
です!
ということで実際にキャンプで使ってみて分かった上記3つの疑問についてお答えいたします!なお、これは私がやっている方法だということをご了承願います!
持ち運びどうしてるの?
私はスキレットを新聞紙で包み、セリアで購入した麻袋に入れて持っていってます。
新聞紙で包む理由はスキレットは油でコーティングされているので周りを汚さないためと、キャンプ場は雨が降る可能性もあるので湿気を気にしてです。
そしてセリアの麻袋に入れる理由は単純に見た目が良いから!
新聞紙にくるんだままだと見た目がよろしくありませんのでセリアの麻袋に入れておくことでラックやテーブルの上に置いても見た目を損ないません♪
使った後どうしてるの?
スキレット使用後、食事を済ませたらなるべく早くに洗いに行きます。
炊事場があればタワシを持っていきゴシゴシ洗い、戻ってきたらガスバーナーで炙って油を慣らしてから片付けています。家にいるときと同じです!
炊事場が遠いときはウォータージャグの水で洗ってます。とにかく汚れたままは持ち帰らないです。
何度もスキレットを使っているうちに、油がしっかり馴染んだ状態になるので、少々雑にあつかってもすぐにサビたりしませんのでご安心を。
追記:水が使えないキャンプ場を訪れたことがあり、その時はおおまかな汚れだけ現地でふきとりペーパーにくるんで持ち帰りました。
適度な油汚れのおかげなのか、丸1日放置したスキレットが錆びることはありませんでした。
雨に濡れたまま放置なんかは危険ですが、水分だけ気にしておけば神経質にならずとも大丈夫です!
連続で料理を作るときどうしてるの?
連続で使用する場合は、ペーパータオルで汚れを拭き取り次の料理を作っています!
汚れが取れない、匂いが残る場合はペーパータオルを水で濡らし拭き取るか、スキレットにちょっとだけ水を入れ沸騰させ汚れを浮かしペーパーで拭き取っています。
連続でスキレットを使う場合は、わざわざ炊事場へ行き洗うのが面倒なのでこの方法をとってます。とくに匂いうつりや焦げが気になったことはありませんよ♪
このように、普通のフライパンと比べると手間は増えますが、手間を超える美味しい料理が食べれますのでキャンプにスキレットを持っていこうかどうか悩んでるなら是非一度持っていってみてください♪
スキレットの使い方まとめ
- サビからスキレットを守れば一生使える最高のフライパン
シーズニングから普段の使い方、そしてキャンプでの使い方をご紹介してきましたが、「めんどうだなぁ」と思いましたか?
たしかに普通のフライパンと比べると手間はかかります、しかし!普通のフライパンとは違った良さがたくさんあるのも事実です!
シーズニング、日頃の手入れについては慣れてしまえばどうってことないので、是非スキレットで作る美味しい料理を楽しんでみてほしいです♪
ニトリのスキレットを使ってみて分かった良さについては下記の記事でまとめています。