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オピネルの分解と刃の開閉を軽くする方法!ピンが抜けず困ってるかた必見

オピネル分解と刃の開閉を軽くする方法

記事中に登場するポンチは穴あけポンチで、使い方が間違っており危険です正しくはピンポンチをご使用ください。

オピネルステンレス#8が水を含んでしまい刃の取り出しがバリカタに!

ということでオピネルを分解し、刃の取り出しを軽くしようとしたんですが

まぁ…ピンが硬すぎてなかなか抜けないんですね。。1度は諦めましたが、刃の取り出しが硬いままだとストレスMAXなので道具をちゃんと揃えて再挑戦!

かなり強引な部分もありましたが、見事オピネルを分解することに成功いたしましたので、その時の様子を詳しくご紹介致します!

オピネルの分解方法

準備するもの

  • ポンチ(ピンポンチをご使用ください
  • ハンマー
  • ラジオペンチ
  • ペンチ
  • ヤスリ

上記道具を何に使うのかご説明します!

まず、ポンチですが

ポンチはピンを上から叩くのに使用します。私はダイソーで2mmと7mmのものを用意しました。

メインで使用するのは2mmのほうですが、7mmのほうも使用しました。ダイソーにはサイズ違いがありますので間違えないようご注意を。

続いてハンマー

YOGOTOペグハンマーは安くて収納ケースもついてて使いやすい!ペグハンマーをご存知ですか? ペグハンマーというのはホームセンターなどで購入できるハンマーとは違ってペグにフォーカスをあてて作られ...

こちらはヘッドの部分が鉄で出来たモノがいいです。最初ゴムハンマーで叩いていたんですが全然ダメでした。こちらも100均にあるはずですが、私はペグハンマーを持っていたのでこちらを使いました。

続いてラジオペンチ

こちらは最初のカバーを外すのに使います。ラジオペンチでなくとも硬くて先が細くて開くモノなら何でもOKです!

次にペンチ

ペンチは、ピンを引っこ抜くために使います。出来るだけ分厚いモノが良いです。ラジオペンチのように先が細いと力が入りません。

最後にヤスリ

ピンを削るのに使用します。紙ヤスリでもOKですが、鉄ヤスリのほうが仕事が早いのでオススメ!私が使ったのは100均ダイソーの鉄ヤスリです。

オピネルの分解スタート!まずはカバーを外す

必要なモノが準備できたら、いよいよ分解スタートです!

まずはオピネルの刃を閉じた状態で、一番外側にあるカバーをラジオペンチで外します!

足なんかでオピネルを固定しながら、カバーの隙間にラジオペンチを突っ込み開きます。

ある程度カバーが広がれば上に向かって取り外せます!

オピネルの「ピン」硬すぎ問題

カバーを外すとピンが登場します。このピンを抜けば分解は完了なんですが…

とにかくピンが硬い!!

本当はここから悪戦苦闘が続きましたが、成功したやり方をご紹介します!

ピンをヤスリで削る!

まずはピンをヤスリで削ります

理由はピンの先っぽが返しになっているのか、ひん曲がってるのか、とにかく上からの打撃では抜けないような形になっているようです。

削るのは片方のみ

削るのはハンドル部分に何も書かれていないほうです

ハンドル部分にオピネルのロゴがあるほうからは削らないようにしてください。

ピンの形状を見てみると、オピネルのロゴがあるほうを削ったほうが良さそうに見えますのでご注意を!

鉄ヤスリでギコギコ削った後です。

私は、指で触って段差がなくなるぐらい削りました!ピンの飛び出しゼロ状態ですね!

ピンをハンマーとポンチを使って外す

さあ、いよいよオピネル分解で一番苦戦するところです!

ポンチを用意します。メインで使うのは写真左に写っている2mm(私が使ったのは穴あけポンチですが危険ですのでピンポンチをご使用ください)。

そして私は写真右の7mmのポンチも使いました!

7mmのほうにはちょうど良い「くぼみ」があるので、ピンが下へと抜けてくれるんですね!

こういう感じに使います!

写真では分かりやすくするため7mmのポンチの上に直接オピネルを置いていますが、実際は7mmのポンチの上にタオルを敷いて行いました!

7mmのポンチは鉄で出来ており、タオルを敷いた程度では、上からのハンマー打撃によってオピネルに若干ですがキズがつきます。

受け皿は木などオピネルが傷つかないモノを用意したほうが無難です。

あとはひたすら上からハンマーで打撃です

打撃するのは先程削ったほうから

最初は丁寧に上からハンマーで叩いていたんですが、びくともしませんでした。

ということで「壊れてもいいや!」な気持ちで思いっきりハンマーで叩くと、ようやくピンが動きました!

本当に頑丈なので力いっぱい何度も打撃してみてください!怪我にはご注意を!(マンション住まいの方は外でやることをオススメします

私が使用した穴あけポンチは力が伝わりづらいため苦戦した可能性大です。本来使うべきピンポンチであればもう少し簡単にピンが抜けるはずです

ピンが飛び出たらペンチで引っ張り出す

本気の打撃でようやくピンが奥へ!

反対側はこんな感じです!このぐらいまでピンが抜けたら

ペンチを使ってグリグリと引っ張り出します。ここもちょっと硬いので頑張ってください!

見事!ピンを抜くことが出来ました!ここまできたら後は簡単!

ブレードと最後のカバーを手で外す

刃を取り出し

最後のカバーを外せば分解は完了です!!おつかれさまでした!

組み立てと次回の分解を簡単にするため穴をお掃除

組み立てる時は逆の手順をたどればOKなんですが、より組み立てやすくするためにピンが通る場所(穴)をキレイにしておくと良いです!

刃を通る穴をピンを通してグリグリと掃除。

ハンドルを通る穴もペンチなんかをつかってグリグリとお掃除!

ゴミが溜まってたり、引っ掛かりがあったりするので「スッ」とピンが通るようになるまでピンでグリグリします!

ピンがスポスポになっても

最後にカバーをするのでピンが抜けることは絶対ありませんし、次回、分解するときもあっという間に分解できるようになります!

以上で、分解の説明を終わりますが最後に工程のまとめを

オピネル分解まとめ

  1. カバーをラジオペンチで外す
  2. ヤスリでピンを削る(オピネルのロゴがないほう)
  3. 2mmのポンチをつかって鉄ハンマーでピンを思いっきり叩く
  4. ピンが少し抜けたらペンチで引っこ抜く
  5. 刃とカバーを手で外す
  6. 組み立てor次回の解体のためにピンをつかって穴を掃除
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刃の出し入れを軽くする方法

分解する主な理由は刃の出し入れがバリカタになったからだと思います。

ということで刃の出し入れを軽くするための方法をご紹介!

準備するもの

  • 紙ヤスリ(240番ぐらい)

番数は何番でもOKですが1000番とかだとちょっと時間がかかっちゃうので240番〜600番ぐらいまでがオススメです!

ヤスリでハンドルを削る

削る場所はネットで見てみると人ぞれ違います。どこを削ってもOKなんですが、私はハンドル部分である木を削ることにしました!

理由は

上の写真の状態だとゆるゆるなんですが

その上にカバーをしたことでバリカタになってしまいます。

ということは、カバーの内側か、木を削れば改善されます!

カバーの内側をヤスリで削るのはちょっと大変そうだったので

木のほうを紙ヤスリで削っていきます!

紙ヤスリを巻き付けたら、あとは手でヤスリを握りグリグリと回せば簡単に削れます!バイクの運転をするような感じで紙ヤスリをグリグリ回します!

この時、注意してもらいたいのが削りすぎに注意するということ

ある程度削ったら1度カバーを装着し、刃を入れ、どのぐらいの軽さになったのか細かくチェックしましょう!

あとは好みの問題がありますので自分が求める硬さになるまで削ります!

私は刃がプランプランになるのは怖いと思ったので、ギリギリ自立するぐらいまで削りました!

注意:膨張時に削ると・・・

オピネルのハンドルが水で膨張している時に「刃の出し入れを軽くする」作業を行うと乾いた時はもっとゆるゆるになるのでご注意を!

結果的に私はプランプランを避けたはずなのに、オピネルが乾いたらプランプランになってしまいました(笑)

ナイフは乾いた状態で使うことが多いはずなので、しっかりハンドルが乾燥した状態で作業しましょう!

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ビロブロック(安全ロック)が硬いときの対処法

分解なしで対処できます

ビロブロック(安全ロック)が硬い!で悩んでいる方は

分解せずとも、最初のカバーのみラジオペンチで外し、内側を削れば改善できます!

オピネルの分解&刃の開閉を軽くする方法 まとめ

  • ポンチは「穴あけ」ではなくピンポンチを
  • ピンは硬いがポンチとハンマーと気合いで抜ける
  • 一度、分解すれば次回からは楽

一度目の挑戦で「これは無理だ」と諦めましたが、しっかり道具を揃えることと、外で誰にも気を遣わず思いっきりハンマーを使えたことが分解成功の鍵でした!

もし、分解に失敗した方は道具と、全力でハンマーが使える場所を確保し再挑戦してみてください!

絶対無理だと思っていた私でも分解することが出来ましたので必ずできます♪

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