アウトドア・スポーツ

オピネルの儀式「油漬け」と「刃付け」を画像多めでご紹介!

キャンプ用に購入したオシャレなナイフ『オピネル』

デザイン、価格は文句無しなんですが…

刃を研がないと残念な切れ味だったり、ハンドル部分が『木』で出来ているため、水が染み込むと膨張して大変!

ということで今回は、オピネル買ったら最初にやる儀式『刃付け』と『油漬け』についての方法をご紹介いたします!

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オピネル 油漬け

どうして油漬けが必要なのか

オピネルのハンドル部分であるグリップは木でできているため、水を含むと膨張します。

膨張することで、上の写真の部分が、かなり圧迫され、刃を出したり、閉まったりするのが困難になるんです。。

私も実際に膨張させてしまったんですが、それはもう…カチカチのガチガチです。

こうなってしまうと、刃は出せるには出せますが、かなり力が必要になり危ないです!

ということで、そうならないように、水をはじく油をグリップ部分の木に染み込ませるわけです!

11月11日 追記

2度の油漬けをしましたが、結局“膨張”を防ぐことは出来ませんでした。

ということで現在は油漬けは必要ないと思っています。詳しくは後ほど紹介!

準備するもの

  • 乾性油(くるみ油、亜麻仁油、えごま油、紫蘇油など)
  • ジップロック(液漏れしない袋なら何でもOK)

油は何でもOKなわけではなく「乾性油」が推奨されます。乾性油は酸素と結合し固まる特徴があります。

私はアマゾンで食用としても使える「くるみ油」をチョイスしました!

必要な物が準備できたら油漬け開始です!

油漬けのやり方

油漬けは、オピネルを油に漬け込むだけなので、とっても簡単!

まずはジップロックなど、破れにくい頑丈な袋にオピネルを投入します!(薄いビニール袋でも2重、3重にすればOKです!)

そこへ、くるみ油(乾性油)を投入!!オピネル全体が浸かるまで注ぎます。

漬け込んだら24時間ほど放置します!

上の写真が油漬けを開始し、24時間経過したオピネルの姿です!テッカテカ!

取り出したオピネルを丁寧にキッチンペーパーなどで拭き取ります。

ある程度ふいたら、乾燥に入ります!

1週間ほど乾燥させたら完成!

油漬けの工程をまとめると

  1. オピネルを乾性油に漬け込む
  2. 24時間放置
  3. 油を拭き取る
  4. 24時間ほど乾燥させたら完成

とっても簡単なので購入したらまずは油漬けを!

乾性油は酸素と結合し熱を持ち発火する恐れがあります。処分するさいは多量の水に浸した状態で処分してください。

追記:油漬けは必要ないのでは?

油漬けを紹介する記事なのに申し訳ありませんが、油漬けはやらなくても良いのでは?と思っています

理由は

  • 油漬けしても水に濡れればけっきょく膨張する
  • 油漬けそのものがウッドハンドルを膨張させる

です。

私は2度ほど「油漬け」を行いました。

1度目は24時間クルミ油に漬け込み24時間の乾燥→その後あっさりと水で膨張。

2度目は「乾燥時間が短かったかな?」と思い、24時間クルミ油に漬け込み、1週間の乾燥→使用1度目で水に濡れあっさり膨張。

もう、意味ないですよねこれ。。。

余計なことしなくとも、水で膨張したウッドハンドルは24時間も乾燥させれば元通りに縮まってくれます。それなら最初から油漬けなどしなくても良いのでは?と考えるようになりました。

水に濡れると膨張すると分かっているのであれば、ウッドハンドルを極力「水」に濡らさない努力をすればそれで解決だと思います!(とくに上の写真の矢印部分)

私はハンドル部分もガッツリ洗っていたので、ハンドル部分はタオルで拭く程度にとどめた結果、現在はとくに膨張に悩むことなく使用できています

ということでオピネルを購入したら油漬けをせず、グリップを濡らさないよう注意する。もし濡れたらしっかり乾燥させて様子を見てみるという方法で使ってみてほしいです!

もし、乾燥させても膨張したままでストレスになるほど開閉が硬いのであれば、最終手段としてオピネルを分解し削れば解決できます!

膨張が直らず刃の取り出しがバリカタになったら分解

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オピネル 刃付け

どうして刃付けが必要なのか

オピネルは安くてカッコいいけど、購入時は残念すぎる切れ味です。。

下の写真は購入時に紙を切ってみた様子です。

ビリビリと破れているのがお分かりでしょうか?サーっと気持ちよく切れないんです。新品なのに。

使おうと思えば使えるとは思いますが、ストレスたまる切れ味です。

ということで!オピネルがしっかり切れるナイフにするため刃付けします!

準備するもの

  • 砥石
  • 10円玉

アマゾンで2,000円(2018年7月19日時点)ぐらいで購入した砥石(#1000、#6000)をつかってオピネルを研いでいきます!

砥石 #1000 #6000
PaiTree

10円玉は角度を決めるのに使います。

研ぎ方

ブログや動画を見て得た知識をもとに自己流で刃付けしています。

先に結論を言うと完璧ではありません(笑)それでも購入時よりは格段に切れるようになったので気になる方は是非見ていってください!

では!水に漬け込み、スタンバイが出来た砥石でオピネルを研いでいきます!

まずは目の荒い1000番の砥石で研いでいきます!

研ぐ時の角度があやふやになりそうだったので10円玉1枚をつかいます!

だいたい、刃の真ん中あたりに10円玉が当たるぐらいの角度で行いました!

角度をキープしつつ研いでいきます。あまり力はいれてません。

うまく研げると、研いでいた面とは反対側の刃先にカエリ」が出来ます。

目では確認し辛いですが、写真のように赤矢印の方向に指でなぞれば引っかかりを確認できます!

このカエリが、研いでる面の反対側すべてに出るまで研ぎ続けます!

オピネルの刃は先っぽが丸まっていています。ここも10円玉を参考に研ぎます!

刃の根本から先っぽまで全てにカエリが出たら、今度は反対面を研いでいきます!

今度は刃が自分のほうを向くようになるので怪我にはご注意を!

ハンドルを左手で持つという方法もあります!やりやすい方でOKです!

同じように10円玉で角度を確認しつつ研いでいきます!

こちらも同じように根本から先端まで研ぎ、反対面にカエリを作ります!イメージとしてはカエリが反対側に移動する感じです!

ここまでを整理すると

  1. 表面を研ぎ、裏面にカエリを作る
  2. 裏面を研ぎ、表面にカエリを作る

ここまでが完了しました!

では、ここから残っているカエリを消していきます!

今度は、カエリを作らないようにしたいので、先程より研ぐ回数を減らし、どちらの面にもカエリが出来ない状態を作ります

研ぎすぎると、またまた反対側にカエリが出来てしまいますが、そうなったら反対側を研いでカエリを消してください。

カエリが消えたら、いよいよ仕上げ

私が購入した砥石は1000番と6000番がセットだったので6000番をつかい仕上げていきます!ちなみに3000番〜4000番を使われる方が多いようです。

仕上げと言っても工程は先程と同じです!

先ほどと同じ角度をキープしつつ、両面を研いでいきます!

カエリがあるようならカエリがなくなるまで同じ角度で研いで下さい。

カエリがなくなれば完成です!おつかれさまでした!

では、刃付けが完了したオピネルをご紹介します!

はい、めちゃくちゃ汚いですし、ぐっちゃぐちゃです(笑)

とくにカーブしてるところが酷すぎます(笑)

見た目は悲惨ですが

切れ味のほうはかなり良くなりました!サーっと気持ちよく切れます!

と、思いきや詰めが甘かったようで、めちゃくちゃ切れる部分と、切れ味の悪いところがありました(笑)紙の下のほうはビリビリです(笑)

それでも、これだったのが↓

こうなので↓

良しとします!

ちょっと分厚い紙ならこの通り「サァー!」っといきます!

追記:砥石が難しいと思うならランスキーのシャープナーが簡単かつ早いです。

ただし、砥石と比べキレッキレにするのは難しいです。最高の切れ味を追求したいなら砥石、そうでないならランスキーシャープナーがおすすめです!

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オピネル「油漬け」と「刃付け」まとめ

  • 油漬けは簡単!→油漬けするより、グリップを水に濡らさない努力を
  • 刃付けは慣れが必要!

油漬けは、乾性油を用意し時間を確保できればとっても簡単ですし、膨張すると本当に厄介なので是非チャレンジしてみてください

↑追記:油漬けしても結局“膨張”してしまうので、まずは油漬けせずグリップを濡らさないよう使用し続けてみてほしいです!もし濡れてしまったら自然乾燥させれば膨張は元に戻るはずです!

刃付けのほうは、初心者であり不器用だった私でも「そこそこ切れるナイフ」に出来ましたので、こちらも安心してチャレンジしてみてください!

膨張を気にせず、切れるナイフとなったオピネルはさらに愛着が湧きますよ♪

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