「これでお肉焼いたら美味しいだろうぁ。しかもお財布に優しい価格」
と、ずっと気になっていたテンマクデザインの男前グリルプレートを我慢できずに購入!
鉄のプレートのため、シーズニングや後片付けが少々めんどくさいです。しかもサイズが小さいので大量のお肉を焼くには不向き。
しかし!
厚みのある鉄板で焼くお肉は格別!そして、小さな鉄板でじっくり1枚1枚お肉を焼き上げるのが楽しくもあります!
ということで、この記事では男前グリルプレートを使って分かった満足な点、残念な点、注意したい点についてご紹介いたします!
目次
テンマクデザイン『男前グリルプレート』基本情報
名称 | 男前グリルプレート |
メーカー | テンマクデザイン |
本体サイズ | 207 × 143mm(厚み9mm) |
ハンドルサイズ | 180 × 25mm (厚み3mm) |
重量 | 本体:875g ハンドル:95g |
素材 | 本体、ハンドル:鋳造鉄製 収納袋:コットン |
デザイン・特徴
アウトドアショップWild-1にて購入してきたテンマクデザインの男前グリルプレート!
価格は1,980円(税込2,178円)。
- 男前グリルプレート本体
- ハンドル
- 各種収納袋
では本体を見る前に収納袋をざっくりご紹介!
収納袋はグリル本体とハンドルそれぞれついてきます。
生地はコットンでクリーム色。厚みが適度にあり安っぽさのないちゃんとした収納袋です!
本体収納袋にはタグがついていて『テンマク』のロゴ!反対を向けると『BASE CAMP』に!
そうなんです、こちらのグリルはコラボ商品!
BASE CAMPは東京水道橋にあるアウトドアをコンセプトにしたカフェです♪
収納袋はマジックテープで開け閉めができるようになってます。
本体側の収納袋はそこそこ『ゆとり』ありなのでハンドルを一緒に収納することもできます。
では!グリル本体をご紹介!
男前グリルプレートの特徴はなんといっても『ナミナミ』なところ!
高低差が約4mmほどあり、お肉から出る余分な油を落としてくれます。
右下、左上には穴が空いていて、ここに付属のハンドルを差し込めるようになってます!
ハンドル先端がグリルの穴にうまくフィットできるようになっており
こんな感じで持ち上げられます!一般的なフライパンを持ってる感覚に近い角度です。
テコの原理を使えば、角度をつけて持ち上げることも可能!
鉄板裏面にはテントマークデザインとBASE CAMPのロゴ。
使用時は見えないところですが、両者のロゴがテントの形でキャンプらしさアップ!
それから点々に見えているのは滑り止め。
この滑り止めがあるおかげで無茶をしない限り滑り落ちることはありません。
男前グリルプレートのサイズは20.7 × 14.3cm
iPhone7、3台分ぐらいのサイズでコンパクト!
厚みは9mm。iPhoneより少し分厚いです。
重さはグリル本体のみで944g。
持ち運び時の総重量は1088gです。
スキレットやダッジオーブンもそうですが鋳造鉄製なので、どうしても見た目以上に重くなります。
鉄を溶かし型に流し冷やし固める加工方法のこと。使用する型を鋳型といい、完成した製品を鋳物といいます
使用前のシーズニング方法
男前グリルプレートは初回使用前にシーズニングが必要です。
シーズニングとは油をなじませること。グリルを油でコーティングすることでサビから守り、焦げ付き防止にもなります。
シーズニングのやり方は
- 洗剤で洗い
- 火にかけ
- 油を塗り
- 空焚き
でOKです!
そして、使ったあとはできるだけ早く
- 水かお湯だけで洗う
- 火にかけ熱々に空焚き
- 油を塗る
といった工程が必要です。
使ったまま放置してしまうとサビの原因となりますので注意です。
詳しいシーズニング方法と使用後の手入れ方法は下記の記事でまとめています。
テンマクデザイン『男前グリルプレート』5つの満足ポイント
満足①:お肉を『じっくり焼く』を楽しめる鉄板
男前グリルプレート一番の満足ポイントは
『肉を焼く』をじっくり楽しめる!ということ。
鉄板なので悪く言ってしまえば『焼く』以外のことはできません。
サイズも小さいので一度に大量のお肉を焼くことはできません。
だけどそれがいいんです!
なんでしょう。肉をガーッと大量に焼く焼き肉とは違って、肉1枚1枚のありがたみが増すというか。
『肉をじっくり焼く』楽しみがあり、とても贅沢な時間です。
では、奮発して購入したステーキ(600円)をキャンプ場で楽しく焼いているころをご一緒に!
まずはスライスしたニンニクを。すでに楽しいです。
男前グリルプレートにステーキをON!もう美味しそうです♪そしてピークにワクワクしてる瞬間です!
波型プレートを活かして
お肉の向きを途中でかえると
網目模様なステーキに!!お店で見るやつですよ!
この焼き目を楽しめるのも男前グリルプレートの良いところです♪
そろそろ焼けたかな?なタイミングでニンニクをのせ完成です♪
撮影しながらだったので理想のミディアムレアを通り過ぎてしまいました。
しかし、外はほどよい焼き色、中はしっかりジューシーで上出来です!
こっそり用意していたメスティンご飯と一緒にいただきます!
安いステーキ肉でしたが、鉄板でお肉を焼くとジューシーに焼けるので美味しさ3割増し!
そして、自らが目の前で楽しく焼いたステーキなのでさらに美味しいです!
ステーキと相性抜群な黒瀬スパイスで味変しつつ
最後までアツアツとは言いませんが、蓄熱性の恩恵で温かいままステーキを完食できました!
と、ステーキ1枚を焼くだけでしたが、この日のキャンプで一番楽しい時間でした!
満足②:厚みのある鉄板をつかうと美味しく焼ける
男前グリルプレートはナミナミになっている部分が約9mmの厚み。
これは一般的なフライパンと比べてかなり分厚いです。
で、厚みがある鉄板だとなぜお肉が美味しく焼けるのか?
それは、熱伝導率が低いからです。
熱伝導率が低いということは、温まりづらく冷えづらいです。つまり温度変化が少ないです。
一般的なフライパンは火にかけるとすぐに高温に達します。そんなフライパンの上でお肉なり野菜を焼けば表面だけ焦げつき、中は全然火が通ってない状態に。
かと言って火を弱めると、焼き上がりに時間がかかりすぎ肉汁ダダ漏れのパサパサになります。
極端に言ってしまえば「火強すぎ!」「火弱すぎ!」の2択で上手に焼くのが難しいです。
一方の厚みのある鉄板を使うと、急激に鉄板が熱くなったりしないので温度調整がしやすいです。
なので、一定の温度でじっくりお肉の表面から中まで火を通すことができジューシーな焼き上がりになるんですね。
実際に使ってみると分かりますが、ほどよく焼き色がついたぐらいで中までちゃんと火が通ってます。
また、火から離しても急激に冷えないので、温かさキープのまま美味しくいただけます。
上のグラフは家庭用のフライパンと男前グリルプレートを200℃まで温め火を消したものです。
40℃まで冷えたら終了としたんですが、普通のフライパンが16分だったのに対し、男前グリルプレートはゆっくりゆっくり冷えていき40℃まで冷えるのに32分と倍の時間温かさをキープです!
満足③:『炭・焚き火・ガス』で調理可能
男前グリルプレートは
炭の上OK!
焚き火の上OK!
ガスの上OK!(鉄板禁止のガスコンロはNG)
と、あらゆる熱源で使用することが可能です!
とくに私がお気に入りなのが薪とガス火の上OKなことです。
私の勝手なイメージなんですがガスを使った調理って「家でもできる」なイメージがあり、極力キャンプ場でガス+フライパンでの調理はしません。
ですが、男前グリルプレートがあれば非日常感がいい感じにでます!
ごとくの上にぽんっと置くだけなのでお手軽ですし、美味しくお肉が焼けますし、普通のフライパンと違って雰囲気もでます♪
それから焚き火をつかった調理!
直火でワイルドに焼く方法に憧れるんですが、どうも焚き火の匂いがついたお肉が苦手で…
でも、男前グリルプレートを使えば焚き火の匂いを食材に移すことなく食べれます!
満足④:コンパクトだから持ち運びしやすい
男前グリルプレートは持ち手がセパレートタイプなので収納に便利♪
収納すればiPadぐらいのサイズなので収納ボックスやバッグなど、ちょっとした隙間があればOKです!
ただ、重量が約1kgとそこそこ重いのでそこだけは我慢です。
ちなみに、コットン生地な収納袋に油を塗ったグリルプレートを入れるといずれ油でびちょびちょになると思うので、私は購入時に付属していたビニール袋に入れてから収納袋にいれてます。(ビニール袋も長く使うと不衛生なので新聞紙やキッチンペーパーのほうがいいかもです)
満足⑤:付属品もついて低価格
男前グリルプレートは公式価格で1,980円(税込2,178円)
この手の鉄板の中ではお財布に優しく、購入しやすいのも魅力です。
おまけに、他メーカーでは別売りなことも多い『ハンドル』まで付属され
しっかりした収納袋までついてくるので、さらにお買い得感があります!
テンマクデザイン『男前グリルプレート』2つの残念ポイント
残念①:波型構造が洗いづらい
男前グリルプレートはスキレットと同じく食器用洗剤を使わず水やお湯だけで洗います。
シーズニングや何度も使っているうちに焦げつきづらくなってきますが100%焦げ付かないというわけではないので、ゴシゴシ洗う必要があります。
ということで、スポンジではなくタワシをつかって洗っているんですが、波型の鉄板は深くなっている部分が洗いづらいという印象でした。
使ってるタワシが悪いんだと思いますが、奥まで毛が届かずしっかり磨きづらかったです。
残念②:油がすごいお肉には向かない
男前グリルプレートはナミナミ構造のおかげでお肉から出る余分な油を落としてくれます!
また、油が鉄板の上にとどまるので、鉄板から油が溢れることがなく場所を気にせず使えます。
しかし!
油が大量にでる豚トロなんかを焼くとナミナミプレートに油がどんどん溜まってしまいめちゃくちゃ油ハネします。。
キッチンペーパーで拭き取ればマシになりますが、何度も拭くのは面倒で、私は二度と豚トロは焼かないと決めました!
とくに風の強い日は注意で、テーブルのみならず腕や顔、離れた場所においてるキャンプ道具まで油まみれになりますので油たっぷりのお肉を焼く時はご注意を。
テンマクデザイン『男前グリルプレート』2つの注意ポイント
注意①:大人数で使うには小さい
テンマク男前グリルプレートはコンパクトなぶんどうしてもプレートは小さいです。
ソロで使うには十分なサイズですが、2人以上でガツガツ食べたい!なんて時はちょっと厳しいサイズです。
公式ページにも『1〜2人に最適』と記載があるので、大人数で鉄板焼きを楽しみたい方は注意です。
ただ、満足ポイントでも言いましたが「お肉1枚1枚を丁寧に焼き食べる」こういった使い方なら4人ぐらいでも大丈夫です!
注意②:慣れるまでは管理が面倒に感じる
スキレットやダッジオーブンもそうですが、鉄板も使用後の管理を必要とします。
上でもふれましたが、男前グリルプレートを使い終わったあとの私の一連の流れは
- 水かお湯 + タワシで焦げつき・汚れを落とす
- 火にかけ水分をしっかり飛ばす
- 煙が出てしばらくしたら火を止める
- 少し冷まし、表面に油を塗り込む
上記を使用後できるだけ早く行っています。
これをサボるとサビたり焦げ付きやすくなります。
ただ、何度も使用を重ねていると油が馴染んでくれているので、ちょっとぐらいサボってもすぐにサビたりしません。
どうしても洗えないときは汚れを拭き取り自宅に持って帰ってから洗うで大丈夫です!
ちなみに、油を塗るのはナミナミのある表面だけにしてます。初回使用時から裏面はタワシで洗うのみですがサビは発生してません。
と、男前グリルプレートをはじめ鉄板・スキレット・ダッジオーブンを使うなら食後の管理が必要です。
これが面倒だと感じる方は普通のフライパンを使うほうがいいです。
私にとってこの作業はニトリのスキレットを購入したときから続いているので、今ではすっかり慣れ最初ほど面倒とは感じなくなりました。
なんならBBQ網の掃除のほうが大変なので、慣れてしまえば鉄板の後片付けは楽勝です!
テンマクデザイン『男前グリルプレート』レビューまとめ
- 低価格で鉄板焼きを楽しめる
- 鉄板で焼くお肉は美味しい
- 波型プレートは洗いづらい
男前グリルプレートは、シーズニングや後片付けなど何かとめんどくさい作業を強いられる鉄板です。
ですが、鉄板でお肉を焼くのってワクワクします!そして鉄板で焼いたお肉は格別です♪
価格も驚くほど高くはないし必要なモノは全て揃っているので、気になった方はぜひ男前グリルプレートで『肉を焼く』を楽しみ、ジューシーなお肉を味わってみてください♪