冬キャンプで起こりうる危険の1つ一酸化炭素中毒。
一酸化炭素は目に見えず、中毒による自覚症状も出づらくかなり厄介です。
ということで!今回は目に見えない一酸化炭素を数値で見えるようにし、危険をお知らせしてくれる便利なアイテム『一酸化炭素警報機』をご紹介いたします。
実際にキャンプで使ってみた感想をザックリ言うと
- 一酸化炭素も煙もバッチリ反応
- 大音量アラームで危険を知らせてくれる
- 早めのライト点灯で危険を察知しやすい
と、中国製で安い警報機でしたがしっかり危険を検知してくれる警報機でした!
では!そんな一酸化炭素警報機のレビューをどうぞ!
上記リンク先は購入したショップが在庫切れ?のようなので類似品です。おそらくメーカー名が違うだけで商品は同じだと思われます
目次
ハンショウ『一酸化炭素警報機』基本情報
名称 | 一酸化炭素警報機 CO&Smoke |
メーカー | ハンショウ |
一酸化炭素検知濃度 | 000〜999PPM |
煙り検知度 | 0.1%db/m-9.9%db/m |
サイズ | 直径10.5cm × 厚み4cm |
重量 | 202g(電池込み) |
使用電池 | 単三電池 × 3本 |
開封・内容物
こちらが楽天で購入したハンショウというメーカーの一酸化炭素警報機(一酸化炭素検知器)です!
- 一酸化炭素警報機 本体
- 取扱説明書(英語のみ)
- 壁掛け用のネジ
上記が箱の中に入っていました!説明書は英語のみ、本体を起動させる単三電池は付属していませんのでご注意を。
では、本体を見ていきます!
本体中央には、一酸化炭素&煙を検知したときに数値が表示されるモニターがあります。
本体のサイズは直径10.5cm、厚みが4cmです。マクドナルドのハンバーガーぐらいの大きさです。
横から見ると『TESTボタン』があり、一酸化炭素や煙を探知できるようメッシュ状になっています。
本体裏側です。壁掛けする場合にネジを取り付けられるよう穴があいてます。
フタをあけると単三電池3本が入るスペース。ちなみにフタは回して開け閉めするスライド式です。
また、フタは電池をセットしていないとキレイにしまりません。理由は上の写真、赤丸部分が電池をセットしないと上へと飛び出しており、ここが邪魔でフタが閉まらない構造になっています。(ちょっとめんどくさい)
電池込みでの重量は202gです。軽くもなく重くもなくといった重量でした!
使用方法
では、説明書が英語だったので実際に触って分かった情報と、ネットでの情報を合わせて使用方法をご紹介いたします!
まずは単三電池3つをセット。(写真ブレブレすみません)
すると「ピッ!」という音がし
120秒のカウントダウンが始まります。そのままカウントダウンが終わるのを待ちます。
次に、本体サイドにあるTESTボタンを押します。
すると「ピピピピ!」「ピー!ピー!ピー!ピー!」「ピピピピ!」という音がなります。ちなみに音がかなりうるさいので心構えをお願いします。
一応これで一酸化炭素警報機が作動したことになりますが、パッと見は液晶に何も表示されておらず「本当に作動してるの?」状態ですが
上のgif画像のように35秒に1度、緑色のLEDライトが一瞬だけ点滅します!(上のgifはかなり早送りしてます)
このように通常は緑色に点滅するんですが、電池切れ間近になると赤色に点滅します。
ということで!使えるようにするには
電池をセット → 120秒待つ → TESTボタンを押す
これだけです!動作確認ついては次の満足ポイントで!
ハンショウ『一酸化炭素警報機』満足ポイント
一酸化炭素&煙をしっかり検知
私が購入したのは中国製品です。日本製品と比べどうしても信頼度は落ちてしまいますが
結論から言うと、一酸化炭素も煙もちゃんと反応してくれました!
では、どのように検知するのかご紹介します!
まずは一酸化炭素に反応するかのチェック。
お鍋の中に一酸化炭素警報機と、ロウソクを投入しフタをするという方法です。
しばらく放置すると、上の写真のように青いLEDライトとともに現在の一酸化炭素が数値で表示されました!
30PPMを超えると青く光り数値が表示されます!ロウソク1本での実験だったので、この後80PPMどまりでした。
その後、鍋から取り出し放置していると、どんどん数値が減り30PPMを切ったところでライトも数字も消灯しました。
ということで一酸化炭素にちゃんと反応してくれてます!
実験では数値が伸びませんでしたが、300PPMを超えると「ピピピピ」という音が出始めます。
ちなみに、このPPMという値、数字が大きくなればなるほど危険ということになるんですが、具体的にどのように危険なのかご紹介します。
PPM | 呼吸時間および症状 |
200PPM | 2~3時間内に軽い頭痛 |
400PPM | 1~2時間で前頭痛:2.5~3.5時間で後頭痛 |
800PPM | 45分で頭痛、めまい、吐気:2時間で失神 |
1600PPM | 20分で頭痛、めまい:2時間で致死 |
3200PPM | 5~10分で頭痛、めまい:30分で致死 |
6400PPM | 1~2分で頭痛、めまい:10~15分で致死 |
12800PPM | 1-3分で死亡 |
※引用元:LPガス安全委員会
200PPM以下の表記はありませんが、ライトが点灯する30PPMですぐに対策したほうが良さそうです。
ちなみにご紹介している一酸化炭素警報機が検知できるのは999PPMまでです。
続いて、煙のほうをチェック!
実は煙ではなく焚き火による一酸化炭素を計測してたんですが、あっさりと煙のほうが規定値へ到達したようで、すぐに「ピピピピ」という音が鳴り響きました。
見てください、この慌てっぷり。鳴らすつもりがなかったので急に音が鳴り「やばい!めっちゃっ迷惑」と大パニックです。。
正直言うと、このとき初めて『煙』にも反応するということを知りました。。
ということで、夜というこもあり煙がどのぐらいモクモク出ていたのかハッキリとは分かりませんでしたが、そこそこの煙であっさり反応しましたので、『煙』検知のほうも安心してよさそうです!
大音量アラームで就寝時も安心
続いての満足ポイントは警報音のボリュームです。
購入前にYoutubeなどで商品をチェックしてたのである程度想像してたんですが、実際は想像を超える大音量でした!
あってはならないことですが、もしも就寝時に危険が迫っていたとしても、この大音量の警報音で間違いなく気が付きます!
購入した楽天のページによる情報だと『80db』のボリュームらしいのですが、この80dbを他に例えるとピアノを1mの距離で聞いているぐらいの大きさらしいです。
私が感じたのはピアノはメロディーなのでまだいいですが、一酸化炭素警報機は「ピピピピ」という突き刺すような音なので、ピアノ以上にうるさく感じます。
起動時に一度「ピ」となったり、TESTボタンを押すと「ピピピピ」という音が出るんですが、うるさすぎていつもお腹の中に隠してます。
なんというか、一酸化炭素中毒よりこの「ピピピピ音」が鳴らないかどうかヒヤヒヤしている自分がいます。
そのぐらい大ボリュームですので万が一の時は安心できます!誤作動されたらたまらないですが。
ちなみに、1度一酸化炭素警報機が作動すると安全な数値に下がるまで警報が鳴り続けます。既に安全が確保できているようなら『TESTボタン』を押すことで警報は止まるようです。(説明書情報)
早めのライト点灯で分かりやすい
続いての満足ポイントは早めのライト点灯で危険をお知らせてしてくれるということです!
30PPMを超えると上の写真のように青く光ってくれるので、少し離れた場所から見ても分かりやすいです!
30PPMは一刻を争う状況ではありませんが、少しでも早く危険を教えてくれるのはありがたいです!
早めの対策ができれば爆音な警報を鳴らさなくてすみますしね!
ハンショウ『一酸化炭素警報機』残念ポイント
電池がちょっぴり取り付けづらい
上の写真で私が触ってる部分のみ電池がやや入りづらいです。
原因は上の写真の赤丸部分、本機を作動させる大事なバネっぽい作りになっているんですが、これがあるおかげで軽く押し込んだぐらいでは電池がグラグラし不安定です。
キレイに電池をフィットさせるには少々強引に押し込む必要があるので、壊れるんじゃないか?と不安になりますが押し込んじゃいましょう!
ちなみに、使用するのは単三電池を3本なんですが、エネループでも問題なく使えています!
設置場所について
空気の重さを1とするなら一酸化炭素は0.967です。
一酸化炭素のほうが軽いためテント上部にたまりそうなイメージですが、空気と大差ない重さなのですぐに上にたまるということは無いようです。
ということで、これがBESTかは分かりませんが私は見やすくて自分と距離が近いテーブルの上などに設置して使ってます。
ハンショウ『一酸化炭素警報機』レビューまとめ
- 一酸化炭素も煙もしっかり反応
- 大音量で危険を知らせてくれる
- 早めのライト点灯が嬉しい
日本製と比べ価格が安く中国製だったのであまり信用はしていませんでしたが、一酸化炭素も煙もしっかり反応してくれ満足できる商品でした!
冬キャンプや、車中泊など狭い空間で火を扱う方には必須アイテムだと思いますので、まだ取り入れていない方は是非チェックしてみてください♪
最後に、一酸化炭素警報機があっても100%信じず、換気は必ず行いましょう。
上記リンク先は購入したショップが在庫切れ?のようなので類似品です。おそらくメーカー名が違うだけで商品は同じだと思われます