エネループの充電が遅い!エネループのもちが悪い!
と思ったらなら急速充電器と、エネループ最強の電池容量を誇るエネループプロがセットになった『エネループプロ 急速充電器セット』がおすすめです。
急速充電器は従来のノーマル充電器と比べ、2倍以上の早さで充電可能!エネループプロは、白いノーマルエネループと比べて1.2〜1.3倍の長持ち!
そんな最強すぎる2つを、他のエネループや充電器と様々な比較や検証、そして満足・残念な点にくわえ注意点もご紹介しますので、エネループが気になっていた方は是非参考にしてみてください!
目次
パナソニック『エネループプロ 急速充電器セット』基本情報
名称 | eneloop pro K-KJ55HCD40 |
メーカー | パナソニック |
充電器サイズ | 68 × 120 × 28mm |
電池容量 | min.2500 mAh |
重さ | 充電器のみ:120g 電池1本:30g |
内容物
急速充電器とエネループプロ単3形電池4本がセットになった商品です!
品番がいろいろあってややこしいですが
- 単3形エネループプロ → BK-3HCD
- 急速充電器 → BQ-CC55
- 上記2つがセット(電池4本) → K-KJ55HCD40
となっています。
ちなみに今回ご紹介するセットは1つ前のモデルになります。(2019年3月26日時点)
調べてみたところ新型、旧型にさほど大きな違いはなく、価格が安い方の旧型を選びました。
購入した2019年2月23日時点ではアマゾンで3,500円でした。
- 急速充電器
- エネループプロ単3形 × 4本
- 取扱説明書
充電器BQ-CC55の特徴
まずは、急速充電器の詳細から見ていきます。
サイズは縦横が 68 × 120mm でiPhone7より少し小さく
厚みが 28mm と少し厚みがあります。
ちらっと見えていた電源プラグは出し入れ可能なので使わないときは平らにできます。
充電に対応するエネループサイズは単3形と単4形。合計で4本を1度に充電することが可能です。
単3形電池は難なく装着できますが、単4形電池は斜めに装着するようになっているので注意してください。最初分からずちょっと苦戦しました。
ではエネループを充電してみます!
電源プラグを差し込んだり、電池を装着すると上のGIFのように『色』で現在の充電状況をお知らせてしてくれます!
赤点滅 | 黄点滅 | 緑点滅 | 消灯 |
20%以下 | 20〜80% | 80%以上 | 充電完了 |
また充電のできない電池や異常電池をセットすると、上のGIFのように赤点滅でお知らせしてくれます。あと、充電が完了したのち黄点滅することもあり、それはエネループの買い替えをおすすめする表示となります。
赤点滅 | 黄点滅 |
乾電池・異常電池 | 買い替えおすすめ電池 |
お気づきだと思いますが、ノーマルエネループ、旧型エネループ、エネループライト、充電式エボルタの充電も可能です!
エネループ(充電池)スペック比較
続きまして電池のほうを見ていきます!
2019年3月時点でパナソニック公式HPで紹介されている充電池はエネループ2種、充電式エボルタ2種です。
エネループ | 充電式エボルタ | ||
スタンダードモデル | ハイエンドモデル | スタンダードモデル | お手軽モデル |
今回のセットで付属してきた充電池はエネループハイエンドモデルの真っ黒ボディが特徴のエネループプロです。
このエネループプロは電池容量が4種の中で一番大きいのが特徴です。以下に充電池4種のスペックをまとめみました。
エネループ プロ | エネループ | 充電式エボルタ | 充電式エボルタe | |
電池容量 | 2,500mAh | 1,900mAh | 1,950mAh | 1,000mAh |
繰り返し | 500回 | 2,100回 | 1,800回 | 4,000回 |
重さ | 30g | 27g | 28g | 20g |
※2019年3月26日時点でパナソニックカタログに掲載されていたものを引用 ※上記スペックは単3形です
数字だけで見れば、エネループプロは通常エネループの約1.3倍の電池容量。
ただ、気になるのが繰り返し充電して使える回数が500回とダントツで少ないこと。すごいパワーだけど、寿命は短いということになります。
が、私がエネループプロを選んだ理由は、とにかく電池容量が大きいのが良かったからです!その恩恵をしっかり感じていますので後ほど詳しくご紹介いたします!
パナソニック『エネループプロ 急速充電器セット』3つの満足ポイント
満足①:急速充電が早い!旧型と比べ半分以下のスピード
まず最初の満足ポイントは急速充電器の『急速ぶり』です。
以前に使用していたのがパナソニックではなくサンヨー時代の充電器。かなり古いと思います。
この超旧型充電器と今回購入した急速充電器での充電時間を計測してみたところ
単3形エネループプロの充電時間(2本) | |
急速充電器 | 旧型充電器 |
138分 | 312分 |
なんと、半分以下のスピードで充電を完了させてくれました!
次に、プロではなくノーマルエネループの充電にかかった時間は
単3形エネループの充電時間(2本) | |
急速充電器 | 旧型充電器 |
107分 | 230分 |
こちらも同じく半分以下のスピードで充電完了です!!
「急速といっても20〜30分早いんだろうな」と思っていたので、こうもハッキリと差が出たのはちょっと驚きです。
さらには、私が所有していた旧型と違って一度に4本の充電が可能!
2本を充電する場合と、4本を充電する場合では4本を充電する時のほうが充電スピードは落ちてしまうのですが
それでも、エネループプロ4本を充電するのにかかった時間は『4時間19分(259分)』です!旧型充電器で2本を充電するより早く4本の充電を終わらせてくれます。
さきほど、2本と4本で充電スピードが違うと言いましたが、本数によって充電完了までのスピードが下記のように変化します
1本 | 2本 | 3本 | 4本 |
129分 | 138分 | 257分 | 259分 |
1〜2本はほぼ同スピード、3〜4本はほぼ同スピードという結果になりました。
もし現在は通常充電器を使っているなら、タイムなんて計らずとも必ず『早い』を体感できると思います!
満足②:瞬時に分かる充電状況
私は光るモノが大好きなので、この充電器を見た時すぐさま「これが欲しい」と思いました。
この緑・黄・赤に光る姿がカッコいい!と一目惚れしたからです。
実際につかってみると、思ったとおりの光りっぷりで大満足!
さらには、色によって現在の充電状況が目で見て瞬時に分かるのも便利です!
充電が完了すると1つずつLEDが消灯してくれますので、すぐに次の電池と交換できます♪
満足③:エネループプロは1.2倍の持続時間
つづいての満足ポイントは充電池エネループプロについて!
上でスペック比較を見てもらいましたが、プロの電池容量はエネループの中で最強!
ただ、スペックで数字を見ただけでは本当のところがどうなのか分からないので、ちゃんと実験してみました。
点灯時間がプロとノーマルでどのぐらい違うのか、キャンプでつかっているジェントスLEDランタンを使って点灯時間を比較です。
まずは白エネループ。新品6本を使いLEDランタンをハイモードで点灯!結果は
6時間30分!(390分)でした。
続いて黒エネループ。セット売りは4本入りだったので追加で4本購入…。その結果は
8時間11分!(491分)でした!
エネループプロ | エネループ |
8時間11分(491分) | 6時間30分(390分) |
100分プラスされました!約1.2倍長持ちしたということになります!
スペック上は約1.3倍だったので、実際は少し少ない結果でしたが、ほぼスペック通りのパワーを確認できました♪
実はキャンプのランタンに白エネループを使っていたんですが「微妙に足りない」と思うことが多かったので、今回の黒エネループ導入は大成功です!
ということで、白エネループでは少し物足りないと感じることがあれば黒エネループで悩みを解決できる可能性大です。
パナソニック『エネループプロ 急速充電器セット』2つの残念ポイント
残念①:接触不良が原因?まれに点灯がバグる
急速充電器は充電できない電池を装着すると赤点滅で異常をお知らせしてくれ便利です。
しかし、たまにバグなのか、接触不良なのか、正しく表示されないことがあります。
それが下のGIF。
なんと、右側2本は充電できない乾電池なのに一番右が充電中の黄点灯。
ほかにも、充電できるはずのエネループが赤点滅したりと、極まれにですがおかしな表示になります。
ただ、上記のような誤作動は今のところ電池を装着し直すことで改善されるので、「そういうこともあるよね」と諦めています。
残念②:かすかに音がする
静かな部屋で一人エネループ充電器の写真を近距離で撮っていて気が付きました
1本充電中なら「ビープッ…ビープッ…」、2本なら「ビービープッ…ビービープッ…」、3本なら「ビービービープッ…ビービービープッ…」、4本だと「ビービービービービービー」と
めっちゃくちゃ小さいですが、かすかに音がしてます
本当に小さな音なので、静かな部屋でも1mぐらい距離をあければ気にならないボリュームです。
もしかすると気になる人は気になるかもしれないので残念ポイントにしました。
パナソニック『エネループプロ 急速充電器セット』3つの注意ポイント
注意①:細かく早く充電するなら電池の抜き差しが必要
急速充電器は4本より2本を充電する時のほうが早く充電が完了します。(2本→2本だと4本同時のほうが早いです)
例えるなら4本の場合10のパワーを2.5ずつ振り分けているのに対し、2本なら10のパワーを5ずつ振り分けているイメージです。
①まんべんなく充電 | ②電池を抜いても継続 |
しかし、注意してほしいのが4本充電し、2本を取り出せば残り2本は早く終るかというと、そうではありません。そのまま2.5のパワーが継続されます。
では、どうしたらいいかと言うと
①まんべんなく充電 | ②電池を抜いても継続 |
③一度全部取り出しリセット | ④2本と認識され早くなる |
まだ充電が完了していない2本を一度充電器から取り外し、再度装着すればOKです!リセットしなおすイメージです。
ちょっと面倒ですが、より早く終わらせるならこの方法がオススメです。
注意②:エネループプロのサイズは大きい?
今回の急速充電器 + エネループプロ4本 セットを購入するときに見たレビューで気になるものがありました。
それは、エネループプロが他の電池より大きいというものです。
ということで、エネループプロ、エネループ、ダイソーアルカリ乾電池のサイズを計測してみました(以下、素人計測なので正確ではない可能性があります)
全長 | ||
エネループプロ | エネループ | アルカリ乾電池 |
50mm | 50mm | 49.9mm |
直径 | ||
エネループプロ | エネループ | アルカリ乾電池 |
14mm | 13.9mm | 13.8mm |
プラス出っ張りの長さ | ||
エネループプロ | エネループ | アルカリ乾電池 |
1.6mm | 1.9mm | 2mm |
サイズを比較してみて分かったのはエネループプロは直径がほんの少し大きく、プラス部分の出っ張りの長さが短いということ。
本来なら上の写真のようにプラス同士をくっつけるとほぼぴったりになるはずが
プロは出っ張りが短いので隙間ができます。
全長は同じなので、容量がでかくなった分ボディの長さが長くなり、プラス部分の出っ張りが短くなったと思われます。
ということで、たしかにエネループプロは他の電池とは少し違った形をしていることが分かりましたが、今のところ困ったことはありません。
もしかすると、精巧な作りなモノへは装着できない可能性もあるので注意してください。
注意③:エネループごちゃまぜ使いに注意
最後に、エネループの注意点というより電池全般に言えることなんですが
容量違い、残量違い、使用回数違い、購入時期がづれてる電池はごちゃまぜに使わないほうが良いです。
無知だった私は、6本の電池が必要となるLEDランタンに「黒エネループ4本と白エネループ2本でパワーアップだぜ!」とごちゃまぜで使ってしまった結果、なんとも微妙な結果になりました。
私の脳内では
エネループプロ | エネループ |
2500mAh × 4本 | 1,900mAh × 2本 |
合計で13,800mAh |
こういった計算方式が成り立っていたのですが、これは違うようです。。
実際の点灯時間を見てもらうと分かりやすいのですが
白6本 | 白2本+黒4本 | 黒6本 |
11,400mAh | 13,800mAh |
15,000mAh |
4時間50分 | 5時間20分 | 8時間10分 |
上記のようになり、30分ほど長持ちしましたが、どう見ても黒エネループの恩恵が薄すぎます。事実その後2本追加の黒エネ6本だと大幅に点灯時間が伸びています。
こうなってしまう理由をザックリ言うと「弱い電池がベースとなるから」のようです。
また、最悪の場合、電池の液漏れや発火の原因にもなるようでごちゃまぜというのは色々ダメダメでした。あと、ごちゃまぜは電池寿命にもよくないようです。
ということで、電池は単純計算で長持ちしたりしないので、購入のさいは必要本数をきっちり揃えるのがおすすめです。
パナソニック『エネループプロ 急速充電器セット』レビューまとめ
- 充電スピードがすこぶる早い
- 白エネループの1.2倍のパワー
- ごちゃまぜ使いは微妙なことだらけ
急速充電器は『急速』の名にふさわしい活躍ぶりで大満足!LEDライトも見やすくカッコよくお気に入りです!
エネループプロは通常エネループと比べしっかりパワー長持ちで、こちらも期待通りの使い心地で満足です♪
100均でも電池が買えることから、初期費用は高く感じます。しかし、今回ご紹介したエネループセットは購入さえしてしまえば4本を充電するのにかかる電気代は約1円!
買いに行く手間や、都度お金がかかるのと比較した場合、私はやっぱりエネループが使いやすくてお財布にも優しいと思っています!
気になった方は是非、急速充電器+エネループプロセットをチェックしてみてください♪