三脚より一脚のほうが便利なのでは?
と思い高評価でレビュー数も多いEiennの「三脚&一脚」を購入。
脚が1本なので高さ調整が簡単!そして、どれだけ高さを出しても接地面積は小さいまま!
思ったとおりの使い心地に満足!のはずが…
揺れる…。。
揺れてほしくないから三脚や一脚を使うのに致命的なデメリット。。
そんな、「三脚&一脚」を正直レビューしてみましたので、一脚選びの参考になれば幸いです。
目次
Eienn「三脚&一脚」基本情報
名称 | 三脚&一脚 |
メーカー | Eienn(エイエン) |
高さ | 最小26cm、最大178cm |
重量 | 1,010g(収納袋込み) |
耐荷重 | 5kg |
素材 | アルミ |
雲台タイプ | 3WAY雲台 |
デザイン・特徴
アマゾンで購入したEiennというメーカーの「三脚&一脚」
価格は3,880円(2019年10月30日時点)
箱には英語と中国語と思われる文字と写真で特徴が記載されています!
- 三脚
- 一脚
- ネジ2本・ゴム石突き
- スマホホルダー
- 日本語取り扱い説明書
- 収納袋
では!組み立てながら各パーツの特徴をご紹介します!
まずはメインとなる三脚。
購入時は、三脚に雲台が取り付けられています。
脚を広げるとすぐ使用できる三脚姿に。
この状態がこの商品で一番低い状態。地面から雲台までの高さは26cm。
足底は硬いゴム素材。裏は≡←こんな感じで滑り止めになってます。
三脚はもう1段階伸ばせ高さ10cmアップできます!(好きな位置で止めれます)
三脚根本には「つまみ」と「レバー」があり、写真左のつまみをゆるめレバーをくるくる回すと
エレベーターと呼ばれる構造で高さを約10cmほど簡単に調整できます。
あと水準器も三脚根本にあります。
つづいて、三脚と一脚をドッキング!
まずは、三脚に取り付けられてた雲台を取り外します。
(後述しますが、新品時めちゃくちゃ硬くて取り外し困難です)
つづいて、一脚と付属品のネジ1個を用意。
三脚と一脚を合体させるときはネジが元々あるので、これを利用しくるくる回して合体!
次に、一脚のてっぺんと雲台をくっつけます。
この時に付属のネジを使用します。
ちなみに、ネジは予備ふくめ合計2本入ってます。
雲台、一脚どちらでも構わないのでネジを手で回せるとこまで回し合体させます!
三脚、一脚、雲台が合体した姿がこちら!
一脚は3段階高さを調整できます!
一脚は一番短い状態が39cm、最大まで伸ばすと128cm。
と、数字ばかりで分かりづらいと思うので、最小時から最大時までの長さがこちら!▼
※GIF右の◯cmは地面から雲台までの高さ
最小が26cm、最大が177cmです!
伸縮する部分は伸ばしきらずとも使えるので26〜177cmまで好きな高さにできます!
雲台は3WAY仕様。そして脱着が簡単なクイックシューです。
横文字ばかりで訳分からないと思いますので、各種がどう動くのかGIFで!
ようは、カメラを好みの向きや角度にできる雲台です!
雲台から取り外したクイックシューです。あらかじめカメラと合体させておくことで、さっと三脚&一脚が使えるようになります。
クイックシュー裏です。指でつまんでネジを回せるようになってます。(カメラと合体時に使用)
クイックシューは縦横どちら向きにも雲台と合体できます!
つづいて付属品をご紹介!
こちらはゴム石付き。
一脚に取り付けることで登山杖として使えるようになります。
付属のスマホホルダーと一脚を組み合わせれば自撮り棒に。
収納袋です。
品質はお世辞にも良いとは言えませんが、付属してるのは嬉しいです!
ちょっと分かりづらいですが、一脚を入れられるポケットがあり三脚とわけられる親切設計!
つづいて重量。
一脚のみで242g。
三脚のみで470g。
雲台のみで271g。
3つ合わせると983gです!
気持ち重いかなといった感じですが、私はそこまで気になりませんでした。
Eienn「三脚&一脚」2つの満足ポイント
満足①:高さ調整が早い
Eienn「三脚&一脚」を購入した目的の1つであり満足ポイントなのが高さ調整が簡単&スピーディーだということ!
上の写真は三脚ですが、三脚の場合「高さを出す時」に3本の脚をそれぞれ伸ばす必要がありました。
それが一脚なら、たった1本で高さ調整可能!
1/3の動作ですむので楽ちんです!
また、私が過去に購入した三脚は、脚を伸縮させるロックが小さく開け閉めを繰り返すと指が痛かったんですが
Eienn「三脚&一脚」はロック1つ1つが大きく、かなり操作性が良いです!
満足②:三脚と比べ接地面積が少ない
もう1つの購入理由でありお気に入りな所が、接地面積が少なくすむということです!
最小で半径20cmでOK!
Eiennの「三脚&一脚」はこの半径20cmの状態から、一脚を伸ばしどんどん高さを出せるので、これ以上場所を必要としません!
一般的な三脚と比較した場合
こんなに違います!
省スペースです!
高さを出しても接地面積は変わらないので、狭いスペースでも高さを出した撮影が可能です!
ちなみに、もう1段階、三脚を伸ばしたとしても半径30cm。
三脚と比べてまだまだ省スペースです!
Eienn「三脚&一脚」3つの残念ポイント
残念①:風で揺れる
三脚で抱えていた悩みがこれで解決だ!と思ったのもつかの間
これ、、ダメじゃないですか、、、
長いのでカットしてますが、ちょんと触ったあと15秒ぐらい揺れてました。
こんな簡単に揺れてしまうので
野外で風が強いと揺れます。
▲ものすごく分かりづらいGIFですが揺れてます。
この揺れが発生するのは「一脚使用時」で、一脚を長くすればするほど揺れが激しくなります。
ちなみに、一脚を一番短くしたときの揺れが約2秒でおさまり、最大まで伸ばすと約15秒揺れが止まりません(無風時)
そんな揺れる一脚で撮影した写真がこちら
シャッタースピード1/2.5秒で撮影。パッと見では分かりづらいかもですが
拡大するとよく分かります。
このように揺れが原因で撮影後にガッカリするのが目に見えてるので私は怖くて使えません。
(現在は撮影用の照明スタンドとして使ってます)
ちなみに三脚のみで使用すれば揺れはありません。
ただ、高さもそんなに出せないですし、それだったらミニ三脚を使うほうが断然便利です。
残念②:組み立てがめんどくさい
Eiennの「三脚&一脚」は、三脚と一脚を独立した状態で収納します。
なので、使用するときは三脚から雲台を外し、三脚に一脚を取り付け、一脚に雲台を取り付けるといった準備が必要です。
これが私は面倒でした。
実際、高さを最大にするのにかかる時間を計測してみると普通の三脚と比べ20秒以上かかりました。
なので、目の前に一脚と普通の三脚「両方」ある時は、普通の三脚ばかりに手が伸びます。
ただ、組み立て後そのまま長時間使うような時は「高さの調整がめちゃ簡単」なので、一脚&三脚のほうが使い勝手が良いです!
残念③:新品時の雲台分解が困難
初めて組み立てる時に、どうやっても雲台と三脚が分離できず苦戦しました。
説明書には「三脚の雲台を外して、ネジが見えます」と、さらっとした説明しかなく「ん?ん?ん?」状態。
30分以上悩みなんとか正解にたどり着いたんですが、硬くて回らないだけでした。。
回したときに「パキッ!」と音がしたので、たぶん接着剤のような物で固定されてたんだと思います。
そりゃ簡単に外れない訳です。
分離方法は、横にあるツマミをしっかり閉め、ハンドルを反時計回りに回すです!
新品だと壊れるんじゃないかと力を入れるのが怖いと思いますが、思いっきりいくことでパキッ!と外れます!
Eienn「三脚&一脚」レビューまとめ
- 接地面積少なく、高さ調整が楽
- すぐに揺れる
- 組み立てに時間がかかる
レビュー数も多く、評価も☆4.1となかなかだったので期待してたんですが、残念ながら私には合わない三脚&一脚でした。
ただ、今回一脚を使ってみて思ったのは高さ調整がとにかく簡単で、接地面積が小さくすむのは便利でした!
ということで、揺れが気にならない撮影だったり、ライトのスタンドなんかに使いたいということであれば是非チェックしてみてください!