シングルバーナーの強い火力をもう少し弱くしたい!
以前の記事でご紹介したシングルバーナーの火力が一点集中なうえに弱火にしても火力が強く、どうにかならないものかと悩んでいました。
同じように悩む方も多いようで、悩んだ先にたどり着いたのが『ユニフレームバーナーパット』でした!
バーナーパットは熱に大変強いメッシュの板で、これをシングルバーナーの上に置くとあら不思議!一点集中だった熱が拡散され火力も弱くなるんです!
そんな素晴らしいバーナーパットを使ってみて満足だった点と、想定外だった輻射熱についての実験や対応策をご紹介いたします!
目次
ユニフレーム バーナーパット基本情報
名称 | バーナーパット M |
メーカー | ユニフレーム(UNIFLAME) |
サイズ | 15×15cm |
厚み | 枠(約)2mm、メッシュ(約)1mm |
材質 | 枠:ステンレス鋼、メッシュ:特殊耐熱鋼FCHW2 |
重量 | 約65g |
開封・内容物・デザイン
こちらが購入したユニフレームのバーナーパットです!
サイズはSとMがあり私はMサイズをチョイスしました!
アマゾンのページにはさらにもう1つ大きいLサイズと思われるパットの写真がありますが、ユニフレームの公式サイトにもありませんし存在しているのか謎でした。
Mサイズのバーナーパッドは15×15cmの正方形。Sサイズは12×12cmの正方形です。
素材は枠の部分がステンレス鋼でメッシュ部分が特殊耐熱鋼となっています。
厚みは枠部分が約2mmでメッシュ部分が約1mmとなかなかの薄さです。重さは65gで、鋼なので大きさのわりに少し重いです。
写真左側あたりに見えるところだけ枠と枠が重なって切れ目のようになっています。
それではジュニアコンパクトバーナー(シングルバーナー)に置いてみたいと思います!
おおおお!ぴったり!!
シングルバーナーのごとくにMサイズのバーナーパットはほぼほぼぴったりでした!サイズ測らず購入したのでちょっとドキドキしてました(笑)
使用後はメッシュ部分や枠の部分が青・紫・茶色へと味のある色へと変色していきます♪
ユニフレーム バーナーパットの満足ポイント
とろ火に!そして燃焼範囲がアップ!
購入した目的である「火を弱くしたい」と「燃焼範囲を広げたい」という2つの目的はあっさりと達成されました!
写真で見ても違いが一目瞭然なのでご覧ください!
中火ぐらいでしょうか?青く高い火があがっております。この状態でユニフレームのバーナーパッドを置いてみると
真上へと上がっていた炎が押さえつけられ丸くドーナツのように広がります。
そしてしばらく待っていると青い火から赤い火へと変わり、燃焼範囲も広がりました!目視で分かるほど分かりやすい変化をしてくれたのでテンション上がりました(笑)
電気を消して見てみるとドーナツではなく手裏剣でした!
実際にこの上にケトルやフライパンやメスティンを置いて使ってみましたが確実に火力は落ちました!これで底が弱そうなメスティンも安心して使用できます!
ユニフレーム バーナーパットの注意点
まず記載されていた注意点は
- 最大火力で使用しないでください。
- 器具全体を風除け等で覆って使用しないでください。輻射熱で点火器等を損傷する場合があります。弱火でお使いください。
- アルコールバーナーには対応しておりません。
となります。
使用直後は火傷注意
使用直後はかなりの高温になっていますのでタッチ厳禁です。
なんとなく枠は触っても大丈夫かな?と思い触ってみたらめちゃくちゃ熱かったです(笑)
ただ、熱伝導率が良いということで3分もすれば触れるようになります!
輻射熱に注意
冒頭でもお話しましたが、シングルバーナーと組み合わせて使った時に起きた問題をお伝えします。
メスティンをつかって燻製をしていた時に事件は起きました。焦げの心配もなくなり燻されるのを楽しみに待っていたんですが、ふとバーナーとCB缶の間に手をかざしてみると
「めちゃくちゃ熱い!!」
かなりの高温になっていることに気が付きました。まさかと思いCB缶を手で触ると火傷しそうなほど熱くなっていました。
パッドを使うことで燃焼範囲が広がり『輻射熱(ふくしゃねつ)』がボンベに届きやすくなったようです。。
せっかく鍋の焦げを心配しなくて良くなったというのに、今度はCB缶が爆発してしまうんじゃないかというさらなる不安に。。。
輻射熱の実験と対応
輻射熱の実験
ということで赤外線温度計をつかって実験をしてみました!(赤外線温度計が安物なので精度が悪いということはご了承ください)
まず何もしていないときのCB缶の温度を測ってみると33度でした。
火力はこのぐらいで上にコールマンのケトルを置いてみたいと思います。
約1分後に同じ場所の温度を測ってみると44度となりました。11度ほど上昇しています。
では次に問題のバーナーパットを敷いて測ってみます。
99度!!!!!
実際は手でギリギリ触れるレベルだったので99度ではないと思いますが、同じ条件でやってみた結果が「44度」と「99度」だったのでパッドがあるとかなり高温になるということを分かっていただけたかと思います。
輻射熱を対応
実験結果からも明らかに熱くなることが分かり、心配性な私には放っておけません!
アマゾンで調べてみると正規品であるイワタニのシングルバーナー専用で「遮熱版」が販売されています。私の所有してるシングルバーナーは模造品・・・
買ってみないと分かりませんが、作りをみる限り私の持ってるシングルバーナーにも使えそうです。しかしバーナーパットと同じぐらいの値段します。。
ということで
アルミホイルをクシュクシュにし少し分厚くし対応してみました!
結果は「アルミホイルもCB缶もぜんぜん熱くない!」となりました!ちょっとブサイクですが、爆発の心配をしなくて良いのでこれでOKとします!
遮熱板の購入で悩んでいる方は一度お試しあれ!
写真にうつってるMARSNET ジュニアコンパクトバーナーは販売終了?商品ページがなくなりました(2020年6月時点)
ユニフレーム バーナーパットまとめ
- シングルバーナーの火が強すぎて悩んでいる方にオススメ
- 火のあたる部分を広げたい人にオススメ
バーナーパットのおかげで高火力なシングルバーナーを気にすることなく長時間使用できるようになりました。
火の調整が難しいシングルバーナーには必需品と言ってもいいレベルです。バーナーパッドがあればシングルバーナーで“とろ火”による煮込み料理なんかも出来ますよ♪
輻射熱には悩まされましたが、対応すれば問題ありませんので結果的に大満足なモノでした!