キャンプ場で美味しいお米を食べたい!
そこで購入してみたのがキャンパーさんに定番の「メスティン」です!
メスティンを使えば飯盒はもちろんのこと、燻製、蒸し料理、揚げ物、天ぷら、鍋、ラーメン、パスタなどなど何でも作れるようになります!
まさに万能!
では、メスティンの良い点、残念な点、それから実際にメスティンで作ってみた料理、メスティンを買ったら最初にやるべきバリ取りにシーズニングについてご紹介いたします!
目次
トランギア『ラージメスティン』基本情報
名称 | ラージメスティン |
メーカー | トランギア(tarangia) |
サイズ | 幅20.7 × 奥行13.5 × 高さ7cm |
容量 | 1350ml |
重量 | 270g |
材質 | アルミ製(無垢) |
デザイン・サイズ
アウトドアショップで購入してきたトランギア・メスティンです!
今回購入したのは大きい方のサイズでラージメスティン!
価格は2,750円でした。
フタを開けると中からハンドルが出てきます!
ラージメスティン本体の深さは約55mm、お水が1350ml入ります。お米をたくなら3.5合まで可能です!
フタのほうは深さが約25mmとなっており、お皿の代用としても使えます。
写真を見てお気づきだとは思いますが、新品なのに何やら白い模様があります。
メスティンを持ってる方のブログや動画を見てみると皆同じような感じなのでこれがデフォルトのようです。
そして、本体、フタともにバリがひどいです!
素手でさわると確実に出血するレベル。購入前にバリがすごいという情報を得ていましたが、ここまでヒドイとは思いませんでした。。(後ほど手入れする様子をご紹介)
それではハンドルを取り付けます!
ラージメスティン本体側面にハンドルを取り付ける穴がありますので
付属のハンドルを少し広げて取り付けます(長さも高さも違い左右非対称ですがこういうものなのでしょうか?)
穴の中にバリがあったせいなのか、ハンドルの差し込み部分の長さや位置がズレてるからなのかキレイに収まってくれません。。
「おいおい何だよコレ」となりましたが何度か使用しているうちにキレイにフィットするようになりました。
こちらがハンドルを取り付けたラージメスティンです。
ハンドルは上下しますので、このように片付けるときはコンパクトになります。
サイズは幅20.7 × 奥行13.5 × 高さ7cmで、重さは270gです。
ラージメスティン用メッシュトレイ
一緒に購入したトランギアラージメスティン用のメッシュトレイです!
価格は918円と少々お高いです(購入後知りましたがダイソーにシンデレラフィットするバット網があるようです)
こちらが袋から出した専用トレイ。
専用なのでラージメスティンにピッタリです!
網の高さは約1.5cm。これで蒸し料理や燻製も可能となります!
フタの方にもピッタリフィットします♪揚げ物を置いておくのにちょうど良さそうですね!
トランギア『ラージメスティン』3つの満足ポイント
満足①:万能!出来ることが多すぎる
今回ラージメスティンを購入した理由に「飯ごうしたい」と「燻製がしたい」というものがありました。
その2つに関しては問題なく可能でキャンプ場で美味しい炊きたてのご飯に燻製を現在進行系で楽しんでいます!
また、飯ごう・燻製にくわえ、蒸し料理や袋麺にパスタに揚げ物に、鍋料理に焼き料理と何でもできてしまい想像以上の活躍っぷりです!
後ほど作り方をご紹介いたします!
満足②:お米が美味しく炊ける
メスティンを購入前に先輩方のブログやYoutubeを見て「お米が美味しい」と皆が口を揃えて言っていました。
「飯ごうで作ったご飯だからなんとなく美味しく感じるんだろうな」
ぐらいに思っていましたが、実際に自分で飯ごうし食べてみると
「え!?めちゃくちゃ美味しい!」
と嘘なしで本当に美味しかったです!甘みが増し、お米の1粒1粒がふっくら!
そこそこお値段のした炊飯器でご飯を食べていますが、炊飯器で作ったゴハンより確実に美味しいです!
キャンプ関係なく自宅に炊飯器がなくてもメスティンがあれば毎日おいしいお米が食べられますよ♪
満足③:大人数でもラージメスティンなら大活躍
メスティンにはノーマルサイズのメスティンとラージメスティンの2つがあります。
違いを表にしてみました。
メスティン | ラージメスティン | |
公式価格(税込) | 1,760円 | 2,750円 |
サイズ | 17×9.5×6.2cm | 20.7×13.5×7cm |
重量 | 150g | 270g |
容量 | 750ml | 1350ml |
炊飯できる目安 | 1.8合 | 3.5合 |
容量が1.8倍になるので炊はんできる量だったり1.8倍!価格は1.5倍なのでラージのほうがお得!?
ソロ〜3人ぐらいのキャンプであればノーマルメスティンで事足りるかと思いますが、4人以上となってくるとラージメスティンのほうが一度に大量の料理を作る事ができるので楽です。
燻製をつくった時に思いましたが、ラージだったからこそいろいろな種類を一度にたくさん燻製することができました!
「大は小を兼ねる」という理由でラージを選びましたが何かとゆとりを持って使えるので満足しています♪
ただ、ラージメスティンだからこそのデメリットはサイズがかさばるということと、フタも大きいのでタオル越しとかだと片手で開けづらいという点があります。
トランギア『ラージメスティン』残念ポイント
残念:作りが雑
日本の製品に慣れてるからなのかメスティン(スウェーデン製)と対面したときの第一印象は「なんじゃこれ」と作りの雑さに衝撃をうけました。
上でも述べましたがハンドルをうまくはめれない、フチのバリが怪我をするレベルで酷く「よくこんな状態でお店で売ってるな」と思いました。。
ただ、この酷い状態を使えるようにするための『儀式』があり、この儀式も含めて楽しむのが正解のようです!
儀式とはバリ取りとシーズニングのことで実際にやってみた内容をお伝えします!
メスティンのバリ取り&シーズニング
バリがひどく手を切ってしまうのでまずはバリ取りをしていきます!
私は耐水ペーパーの1000番をチョイス!
ひたすらフチをゴシゴシ削ります!時々ゆびで触ってみてツルツルしてきたら終了。フタも合わせておよそ10分ぐらいで終わりました!
続いてシーズニングをしていきます。シーズニングをすることでアルミ臭をとばし、焦げ付きを軽減してくれる効果があります。
用意するものは米のとぎ汁。
とぎ汁をつかってメスティンをぐつぐつと煮込んでいきます。用意できる鍋が小さかったので上下を入れ替えながら煮込んでいきます。
沸騰すると泡がぶくぶくと出てきます。この沸騰した状態で約30分間煮込めば完了です!
がしかし。やらかしました。
しっかり全体を漬けこまなかったことでツートンに。。
これからシーズニングをされるならご注意を。
ちなみに後で知ったのですが、アルミ臭や焦げ付きを軽減したいのはメスティンの内側だけなので、米の研ぎ汁をメスティンに注ぎぐつぐつ煮込む方法でもOKです!
以上、バリとりとシーズニングでした!とっても簡単な作業なのでメスティンを長く愛用するためにも購入したらすぐにやってしまいましょう♪
ラージメスティンをつかった料理
今までにやってみたメスティン料理をご紹介!
飯ごうに挑戦
まず米と水の量ですが
1合 | 200cc |
1.5合 | 300cc |
2合 | 400cc |
2.5合 | 500cc |
3合 | 600cc |
私は上の量をベースに作っています。
ちなみにラージメスティンの場合、2合のお米に必要な400ccは写真のようにビスの上のところまで入れればちょうど400ccとなります。
それでは飯ごうの手順をお伝えします!ガスコンロやガスバーナーを使った方法です。
- 米を洗い必要な水を投入
- 30分ほど水にひたす(冬は長めに)
- メスティンに重しを乗せ火にかける(弱火〜中火)
- ぐつぐつしはじめ吹きこぼれがはじまる
- パチパチ音がしはじめ、パチパチ音が激しくなってきたら火を止める
- 保温バッグに入れるか、タオルでくるんでメスティンをひっくり返し20分の蒸らし
- いただきます!
パチパチ音などいまいちタイミングが分かりづらい場合は煙が出始めたら少し火を弱め10分したら火から下ろすと成功しやすいです。
といった感じで美味しいお米が簡単に食べられます!
蒸らしにタオルを使いましたがダイソーで買える保冷保温バッグなら蒸らしもメスティンを収納することも出来ます。
あくまでもこれは私のやり方なので自分が求めるお米の硬さに合わせて、火の強さや、水の量、火から下ろすタイミングを微調整してみてください♪
まだ挑戦したことがないですが、固形燃料を使えば火をつけ、後は待つだけで完成のようです!
▼固形燃料をつかったほったらかし炊飯のやり方はこちら
燻製に挑戦
燻製はメスティンそのものがめちゃくちゃ汚れるのでアルミホイルでメスティンを覆います。
そして燻製チップを投入。量は適当です!真ん中に集めちょっと山盛りにするのが良いです。
バーナーで下から中火〜強火で炙ります。
燻製は空焚き状態となり、焦げたり最悪穴があいたりします。バーナーパッドなどをつかって火を弱くするのがオススメです。
煙がではじめたのを確認したらフタをし火を弱くします。
火を弱くしすぎると煙がストップするおそれがあるので、BESTな火加減に調整してください。
調整が終わったら約10分間放置し完成です!
めちゃくちゃ美味しそうに色づきました!
もっと色づきさせたいと思い20分間放置してみましたが焦げた味がして失敗しました(笑)10分ぐらいが私にはちょうど良かったようです!
あと、チーズは熱で溶け網の下へこぼれる可能性があるのでアルミホイルなどを下に敷くことをおすすめします。
燻製をし空焚きしてしまったからなのかメスティンがグニョグニョと変形するようになってしまいました(泣)
もともとがどんなだったか忘れてしまったのでなんとも言えないですが、もし燻製をする場合はグニョグニョになる覚悟をしておいてください。
元通りとはいきませんが変形しても手で簡単に形を整えることができフタはちゃんとしまります!
蒸し料理に挑戦
トレイを置き、トレイに当たらないぐらいの水をいれフタをし火をつけます。あとは料理に合わせた蒸し時間だけ待てば完成です!
アッツアツのシュウマイが簡単につくれました!
このシュウマイは強火で9分ということだったんですが、9分後フタをあけてみると水がちょっとしか残っていませんでした。
空焚き防止のためにも水は多めに入れておいたほうが良さそうです!
天ぷら料理に挑戦
やり方はとっても簡単!メスティンに油をいれ
天ぷら粉をつけた食材をメスティンの中でカラッと揚げるだけ!
食材の大きさにもよりますがラージメスティンなら4〜5個ぐらいの食材を同時に揚げられます!
燻製や蒸し料理でつかったトレイをフタに乗せれば揚げたての天ぷらから余分な油を落とすことも出来ます♪
寒い時期に食べる揚げたて熱々の天ぷらは最高に美味しいですよ♪
残った油は持ち帰るか、固めるか、焚き火の燃料にするか、何かしら処理が必要になるので出来るだけ少ない油でスタートし継ぎ足しでやるのがオススメです!
「キャンプで天ぷらを食べる!」という1つの夢が叶いました!とっても簡単なので是非トライしてみてください♪
ポップコーンに挑戦
もうちょっと何か食べたい!そんなときにサッと作れるポップコーンに挑戦。
作り方はとっても簡単!
まずは、ラージメスティンの約三分の一ほどトウモロコシを投入。このとき欲張って入れすぎると膨らみすぎて大変なことになるので注意です。
油大さじ1とバターorマーガリンを大さじ1ぐらい投入。
油だけでもOK、バターだけでもOK。焦げますがマヨネーズなんかを入れてもコクが出て美味しいです。
分量は合計で大さじ2ぐらい入れてますが、このあたりも好みでOKです。
あとはフタをし中火ぐらいでシェイク!火が弱すぎるとキレイに膨らまないので注意です。
パンッ!と音がしなくなったら火からおろして
完成です!
塩やキャンパーに大人気の調味料「黒瀬スパイス」なんかをふりかければ美味しくいただけます♪
安く簡単につくれるので、ちょっとしたおつまみに♪
トランギア『ラージメスティン』まとめ
- キャンプ場で飯ごうしたい人にオススメ
- 美味しいお米が食べたい人にオススメ
- いろいろな料理を作りたい人にオススメ
最初は作りが雑すぎてガッカリしましたが実際に使い始めるとメスティンの良さを知り虜になってしまいました!まだまだ挑戦したい料理もありこれからも楽しみです!
1つあれば何にでも使えてしまう万能調理器具ですので気になった方は是非チェックしてみてください♪