お手頃価格で、使いやすさ抜群かつカッコいい大人気テントサーカスTC。
さすが人気のテントだけあって実際に使ってみると満足な点がいっぱい!
しかし、1つだけ残念な点が。。
それは、ファスナーの開け閉めが大変だということ。構造上仕方がないんですが、きっと多くの方が「やりづらさ」を感じているはず。
ということで!この記事ではサーカスTCファスナーの開け閉めがやりやすくなるようネットで得た情報を元に『ファスナー開閉棒』をDIY!
必要なもの、開閉棒の使い心地、DIYする上で注意したい点をご紹介いたします!
目次
サーカスTCはファスナー開閉がつらい
上の写真はサーカスTCの中から見たファスナーです。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、けっこう『奥』にファスナーがあります。
遠目で見たイメージはこんな感じです。サーカスTCの形が△なので、ファスナーが遠く低い位置にきてしまいます。
▼実際に中からファスナーをあけてるGIFです。
しゃがみ、体を低くし、手を伸ばしやっと届くといった感じです。
反対にファスナーを閉めるGIFです。こちらも同様につらい体制を強いられます。
元気な方ならなんてことないかもしれませんが、私のようにヒザに爆弾を抱えてる方や、腰が悪い方には辛い動作です。
ということで!この動作を楽にしてくれるアイテムをDIYしていきます!
ファスナー開閉棒をDIY
準備するもの
- 丸い木の棒(直径12mm以上 × 長さ60〜90cm)…1本(213円)
- ひーとん…2個(88円)
- 小型ナス缶…1個(118円)
- スプリング…2個(58円)
- ピンチ…1個(100円+税)
- 磁石…2個(100円+税)
私は①〜④をホームセンター、⑤と⑥は100均で揃えました。
かかった費用は693円(消費税8%時)
家に代用できそうなものがあればもう少し安く揃えられます!
①丸い木の棒(1本)
上の写真は直径9mmの棒ですが割れてしまったため、その後直径12mmの棒を用意しました。
長さは90cmです。60cmでもOKです。
②ひーとん(2個)
ひーとんは磁石にくっつく鉄製のものを。内径はあまり気にせずOK。
木にねじこむネジ部分の直径は2.5mm。
ネジと木の棒のバランスが悪いと棒が割れるので注意です。
直径12mmの棒に直径2.5mmのひーとんなら大丈夫です!
③小型ナス缶(1個)
ホームセンターに売ってた一番小さなナス缶を購入しました。
サイズは気にせず安くて小さいので大丈夫ですし、カラビナとかでもOKです!
ただ、ファスナー根本に取り付けたい場合はフック部分が細いもの(3mm以下)を選んでください。
④スプリング(2個)
キーホルダーなんかについてる輪っかです。
わざわざ購入しなくとも自宅に輪っかがあればそちらで大丈夫です!
⑤ピンチ(1個)
スプリング(輪っか)が取り付けられ、挟むことができるものなら何でもOKです!
私は100均セリアのステンレスミニピンチを使いました。
⑥磁石(2個)
できるだけ磁力が強いものがいいです。また、幕をサンドする使い方をするので、幕が汚れてしまうような磁石は避けたほうがいいです。
私が使ったのはダイソーの超強力マグネット。
ファスナー開閉棒の作り方
必要なものが揃ったら『ファスナー開閉棒』を作っていきます!
まずは完成イメージを!
木の棒 → ひーとん → スプリング → 小型ナス缶
反対側は、木の棒 → ヒートン → スプリング → ピンチ(もっと小さいものに後で変更)
このようにくっつけていきます!
①木の棒にひーとんをねじこむ
まずは木の棒の中心にひーとんをねじこんでいきます。
手で回せば入っていきますが、硬いと感じる場合はキリなどで先に穴をあけるか
ペンチでグリグリ回せばやりやすくなります。
②各パーツをつなげる
木の棒にヒートンが入ったら各パーツをつなげます。
反対側はこんな感じです。(ピンチは後で小さいモノに変更します)
はい!もう完成です♪
サーカスTCにセッティング
では完成したファスナー開閉棒をサーカスTCにセッティングします!
まずはファスナーに小型ナス缶をつかって取り付け!
小型ナス缶のサイズが小さければファスナー根本に直接取り付けることも可能です!(私はロープに取り付けてます)
つづいて、磁石2個をつかってファスナー横の幕をサンド。
使用している磁石は100均ダイソーの超強力マグネット。(写真にうつってる8個入りのミニサイズよりひと回り大きな4個入りがおすすめ)
磁石を取り付ける理由は、ファスナーを閉めたときに棒が地面に横たわるのを防ぐため。
上の写真のように立てておけば、邪魔にならずファスナーを開けるときも手にとりやすくスムーズです!
超強力マグネットは磁力が強いので、鉄でできたヒートンおよび、スプリングがガチッとしっかりくっつきます!
そして、指でうごかせば
外側にある磁石もしっかりついてきてくれますので位置調整が簡単♪
もしかすると磁石が雨などで濡れ、サビが発生しテントを汚してしまう可能性があるので自己責任でよろしくお願いします。
絶対テントを汚したくないという方は磁石をセロテープなど何かで丁寧に覆えば大丈夫です!
そして、入口をオープンしてるときは
ピンチ(洗濯バサミ)で幕を挟んでおけばスマートです。(ここも磁石でいいかも)
ファスナー開閉棒を使ってみた
ではでは!ファスナー開閉棒を実際につかってみた様子を!
その前に、開閉棒無しのGIFをもう一度
これが開閉棒を使うことで
めちゃくちゃ楽!!
閉めるとき最後にしゃがんじゃってますが、うまくやれば立ったまま閉めることもできます♪
ほんとこれを考えたかた凄いです!感謝です♪
開閉棒の注意点
木の棒は細いと割れます
開閉棒をつくるにあたって最初は直径9mmの木の棒をチョイスしました(写真左9mm、右12mm)
が、これがいけなかった。。直径9mmの棒に直径2.5mmのネジをねじこむとひび割れします。
そして、そのまま使用したら思いっきり割れてしまいました。
なので、二度手間&無駄な費用を抑えるためにも木の棒の直径と、ひーとんの直径には気をつけましょう。
- 直径9mmの棒に2.5mmのネジ → 割れる
- 直径12mmの棒に2.5mmのネジ → 大丈夫
使いやすさは90cm、収納性は60cm
私が購入した木の棒は長さが90cmでした。
棒は、長ければ長いほどファスナー開閉が楽です。
しかし、長さが90cmあるとサーカスTCの収納袋には収まりません。
もし一緒に収納したいのであれば
60cmにカットすれば収納袋に入ります!(あと5cmぐらい長くてもおそらく大丈夫です)
60cmにカットしたファスナー開閉棒はポールの収納袋にもすっぽり収まります。
ただ、長さが90→60cmになったことで、ファスナー開閉が少しやりづらくなりました。
なので、もし90cmの棒が手元にあるなら『収納性』をとるのか『使いやすさ』をとるのか、よーく考えてからカットすることをおすすめします。
外から閉める時に棒が暴れる
外からファスナーを開け閉めするときは開閉棒がテントの中にある状態なので触ることができません。
つまり、棒は宙ぶらりんのままファスナーの動きに合わせて上へ下へと移動します。
なので、ファスナーの近くに荷物を置いていると棒がガッチャンガッチャンぶつかりますので注意してください。
何とかできそうな気もするので、もしいい方法が見つかれば追記いたします!
サーカスTCファスナー開閉棒DIYまとめ
ファスナー開閉棒をDIYしたことで、私が思うサーカスTC唯一のデメリットを克服することに成功です!
使い心地は文句無し!そんなにお金もかからないしで作って大正解でした♪
もしサーカスTCなど、ワンポールテントでファスナーの開閉が“つらい”と思っているなら是非DIYにチャレンジしてみてください!