イケアで購入したダイニングテーブルとチェアを自分好みの色へカスタマイズ!
イケア公式にも「お好みで塗料やオイルで仕上げを施せます」とあり、カスタムが勧められています。
というより、「無塗装」で「無垢材」の商品のため、そのまま使うより何かしらコーティングをしてあげるほうがグッドです!
ということで、この記事ではイケアのテーブルINGOとチェアIVARを塗装する様子をご紹介いたします!
目次
まずはじめに
イケアのテーブルINGOとチェアIVARの使い心地レビューは下記からどうぞ!
組み立てる様子は下記からどうぞ!
塗装ビフォーアフター
今回選んだ色は「ウォルナット」というアンティーク感ある深みのある茶色!
写真左が未塗装、写真右が塗装したチェアです。
テーブルとチェアを合わせるとこんな感じで、ガラリと雰囲気が変わります!
塗装に使ったもの7つ
①木材用オイルフィニッシュ「VINTAGE WAX」
色はウォルナットをチョイス。
出典:RESTA
ヴィンテージワックスにはウォルナットの他、チーク、エボニーブラック、クリヤーがあります。
他にもワトコオイル、ブライワックスなど様々な木材用オイルがありますが、色や木目の出方が気に入りビンテージワックスを選びました。
②紙ヤスリ
ビンテージワックスを塗る前に表面を整えるのに使います。
また、塗装後に水性ウレタンニスを塗るんですが、ニスを塗った後にも使います。
私は塗装前に240番、ニスを塗った後に600番を使いましたがお好みで!
③歯ブラシ
テーブルの隅など細かなところにビンテージワックスを塗るのに使います。
無くてもできますが、あったほうが格段に塗りやすいです。
④靴みがきブラシ or 頑丈なペーパー
ビンテージワックスを塗りひろげるのに靴みがきブラシを使います(説明書にて推奨されてます)
が、我が家には靴みがきブラシがなかったので、コストコで購入した頑丈なスコットショップタオルで代用。
後で触れますが、ビンテージワックスは伸びが悪く、スコットショップタオルでは大変でした。おそらく靴みがきブラシを用意するほうがスピーディーに塗れます!
⑤拭き取り用ウエス
ビンテージワックスは、塗った後しばらく乾燥させウエスで拭き取る作業が必要です。
私は塗るときも使ったスコットショップタオルで代用しました。
⑥水性ウレタンニス
ビンテージワックスはなかなか乾きません。
乾かず触ると手に色がつく、乾かないとずっと使い古した油のニオイがします。
この問題は水性ウレタンニスを上から塗ってあげと全て解決できます!
⑦ハケ
水性ウレタンニスを塗るのに、水性用ハケを使いました。
毛が抜けるとウレタンニスと一緒に付着してしまうので、信頼できるハケを使うことをおすすめします。
ちなみに私はホームセンターで300円ほどのハケを購入。本当は使用前にしっかり抜け毛を取るべきだったのにいきなり使ってしまい見事テーブルに抜け毛が付着。。
イケアテーブルをそのまま使うとどうなるか
現物ではありませんが、イケアテーブルINGOと同じような未塗装な無垢材に
ビンテージワックスや水性ウレタンニスを塗り、水とコーヒーをこぼすとどうなるか実験してみました。
実験結果の要点をまとめると
水性ウレタンニスを塗れば水濡れにめちゃくちゃ強くなります!
濡れても一瞬で拭き取れます!
未塗装だと画像やGIFのようにシミに。
いちおう濡れた布巾で拭けば汚れは落ちますが
ご覧のとおりかなり大変なうえ
乾くと実はキレイになってなかったということも。
結局、濡れたペーパーで拭く → 乾かすを3回繰り返しキレイになりました。
ということで、未塗装無垢材のままでも使えますが、テーブルを食事で使用するならコーティングしてあげるほうが管理が楽で、キレイな見た目をキープできます!
イケアテーブルセットを塗装
おまたせしました!ここから私がテーブル・チェアへ施した全行程を写真とともにご紹介いたします!
1.表面をヤスリで整える
まずは、表面の汚れやささくれをとるため紙ヤスリで削っていきます!
本当はワックスを塗る部分全てをヤスリがけしたほうがいいと思いますが、めんどくさいので天板のみ!
完成度は多少落ちますが、ヤスリがけせずとも色はのります!
じゃ、天板もヤスリがけしなくていいのでは?と思うかもしれませんが天板だけはしっかりヤスリがけしておくことをおすすめします。
理由がこちら
ビンテージワックスを塗った後なんですが、一箇所へんてこになってるの分かりますか?
見えますでしょうか?不自然な場所が1つあります。
ここです!
ワックスを塗ったあとに浮き出てきた謎の模様!
どう見ても木目とは関係ない模様なので、何かしら天板表面に付着してたんだと思います。
こういったことがあると二度手間になるので
見た目に直結する天板だけはしっかりヤスリがけしておくことをおすすめします。
ヤスリがけが終わったら木くずが残らないようしっかり拭き取ります。
2.角から先にビンテージワックスを塗る
ここからビンテージワックスを塗っていきます!
注意点として服なんかにつくと洗っても取れなくなるので最悪汚れてもいい服で!
まずは歯ブラシをつかって塗りづらい角からせめていきます!
はじめてのことで分からなかったんですが、上の写真は塗りすぎです。
塗りすぎると、後ほどやる拭き取りがめちゃくちゃ大変になるのでうすーく塗ってください!
目安は木目がハッキリ見えるぐらいです!
塗りすぎ問題は置いておいて、こんな感じで「角」になる部分を先に塗っておきます!
ビンテージワックスはなかなか乾かないので後でどうとでも修正できます!なのでザーッとでOKです!
3.ビンテージワックスを全体に塗る
さあ!いよいよビンテージワックスをガッツリ塗っていきます!
本当は靴みがきブラシなんかで塗るほうが早いんですが、無かったので頑丈なペーパーで塗っていきます!
木目に沿って、さー
はい。これも塗りすぎです。もっとうすーくうすーく塗るのが正解です。
ビンテージワックスはこんな感じで粘着性が強く伸びが悪いので、ちょっと大変ですが根気よく頑張ってください!(ブラシがあればもっと楽なはず)
全体を塗り終わりました!
ちなみに、天板裏など見えない部分は省きました!
チェアも同じように角から塗って全体を塗り、見えない部分は塗らずで仕上げていきます!
いろいろな方法で「どうやったら早く塗れるのか?」を試してみたんですが、歯ブラシとペーパーではどの方法もいまいちでした。
なので地道に1脚ずつ塗っていきました。
4.乾かし乾拭き
ビンテージワックスを塗り終えたら30分ほど乾かします。
その後ウエスなどをつかってしっかりと乾拭きします!
乾拭きが終わったら今度は24時間以上乾燥させます。
もし、2度塗りをするのであれば合計48時間以上乾燥させてください。
私は1度塗りでフィニッシュなので1日乾燥させました。
1日乾燥させたところで、再度ウエスをつかって乾拭きします!
今回はウエスにワックスがつかなくなるまでしっかり乾拭き!
が、上でもお伝えしたように拭いても拭いてもワックスが付着。。
ワックスが乾きづらいということもありますが、ワックスを塗りすぎたのもいけなかったようです。
ということで、待てど暮らせど一向に乾く気配が無いので水性ウレタンニスでコーティングしていきます!
5.水性ウレタンニスを塗る
ワシン「水性ウレタンニス つや消し」をビンテージワックスの上から塗っていきます!
ウエスで拭き取ったさいにワックスがちょこっとつくぐらいなら塗ってOKです!
原液のままハケをつかって塗っていきます。
2〜3回塗り重ねることが推奨されてるので薄く塗ります。
伸びが良いので気持ちよくさーっと塗れます!
光を当てながらだと、塗った場所が反射し分かりやすいです!
ただ、乾くと光を当ててもどこを塗ったか分かりづらかったので、どこまで塗ったか覚えておきつつスピーディーに塗るのがおすすめ(15秒〜1分ぐらいで乾きます)
水性ウレタンニスを塗る理由が「乾かないビンテージワックスのコーティング」なので、手や服が触れる部分のみ塗りました!
あちらこちらと塗っている間に、最初に塗った部分が乾いていると思うので2度塗りへ!そして次の工程へ。
6.仕上げのヤスリがけ
水性ウレタンニスを塗ると、ザラザラした手触りになります。
これを、ヤスリをつかってサラサラなさわり心地へと変えます!
ヤスリがけをしていると、ハケの抜け毛なんかを発見できると思います。
もし抜け毛が一緒に固まっているなら、毛の部分がボコッと膨らんでいるはずなので、ここをヤスリがけし毛を取り出します。
その後、ヤスリできれいにならし再度ウレタンニスを塗ってあげれば元通りになります!
ということでおつかれさまでした!
塗装およびコーティングの完了でございます!
これで食事だろうと水遊びだろうとテーブルへのダメージを気にせず使えるようになります♪
ちなみに、熱したフライパンを直置きするのはおすすめしませんが、熱々にチンした茶碗なんかはそのまま置いても大丈夫でした!
ただし!濃度の濃いアルコールなんかはウレタンを溶かしてしまうのでご注意を。
(ハッカ油スプレー自作しようとエタノールをこぼしたら溶けました!)
イケアテーブルセットを塗装 まとめ
施工内容は単純ですが、途中に何度もプチアクシデントに見舞われ時間と体力を消耗し正直大変でした。
でも、道具を揃え、要領さえ分かっていれば私のように苦戦することなくカスタマイズできるはずですので是非チャレンジしてみてほしいです!
ちなみに、この記事を書いてる今で施工から半年以上経過していますが、何不自由なく快適につかえています!