夏キャンプの宿敵『虫』
蚊は蚊取り線香や虫よけスプレーで回避できましたが、蚊よりたちの悪いブヨ(ブユ)は防ぐことができませんでした。
そこでブヨに効果があると言われるハッカ油スプレーを自作し夏キャンプへ突撃!
結果は、今のところブヨ、それからアブを回避!ナイスな活躍です。
しかし、決して万能ではありません。それから使用するなら知っておきたい注意点もあります。
ということでこの記事ではハッカ油スプレーの作り方、効果や注意点などをご紹介いたします!
目次
ハッカ油スプレーの作り方
用意するもの
ネットで調べると
- ハッカ油
- 無水エタノール
- 精製水
- スプレーボトル
この4つで作られてる方が多く、私も最初はマネして作りました。
が、現在は
- ハッカ油
- 水道水
- スプレーボトル
この3つをでハッカ油スプレーを作ってます!
はぶいたエタノールは、水と油をなじませるのに使用します。
エタノール無しだとこんな感じで分離します。
でもシェイクすれば完全にとは言わないまでもしっかり混ざってくれ、使用になんの問題もありません。
そもそもエタノールを入れてようが入れてなかろうが使用直前に無意識にシェイクしている自分がいたのでエタノールは使わなくなりました。
エタノールはそこそこ高いので、ひとまずエタノール無しで使ってみて分離が気になるなら追加購入でOKです。
あと、精製水ではなく水道水で作ってます。
どちらも水といえば水なので、私はケチって水道水を使ってますが、水道水には塩素が含まれておりハッカ油の効果を落とす可能性があります。なので、できることなら精製水を使うほうが良いです。
ハッカ油スプレー作り
では現在の私の作り方をご紹介!
①スプレーボトルに水を入れる
まずはスプレーボトルに水を注ぎます。この後ハッカ油をいれるので、だいたい95%ぐらいまで入れます。
②ハッカ油を入れる
私は濃度2.5%ぐらいのハッカ油スプレーを作るので50mlボトルで作るなら25滴ほどいれます。
濃度はある程度濃くしないと効果が薄いです。ただ、濃度を濃くしすぎると肌と合わない場合もあるので最初は少なめで様子を見て、濃度を調整するのが良いです。
50mlボトルの場合(1滴0.05ml計算) | |||
濃度1% | 濃度2.5% | 濃度5% | 濃度10% |
10滴 | 25滴 | 50滴 | 100滴 |
0.5ml | 1.25ml | 2.5ml | 5ml |
毎回「何滴入れるんだっけ?」と計算するのが面倒なので50mlボトルなら50の半分25滴入れるとおぼえてます。
③シェイクし完成
ハッカ油を入れたらあとはフタをしボトルをシェイクすれば完成です!
すぐ使わないなら時間がたつと分離するのでシェイクしなくてOKです!
といった感じでエタノールをはぶき、水道水を使うことで洗面台やキッチン、キャンプ場であっという間に作れてしまいます!
- ボトルに95%ぐらいの水をいれる
- ハッカ油を作りたい濃度に合わせて注入
- シェイクし完成
水9に対しエタノール1。ハッカ油はお好みで。
注意点:エタノールは容器を溶かす
エタノールを使う場合、容器の材質によって溶けたり、ひび割れするので注意です。
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
- ポリ塩化ビニル(PVC)
- ポリエチレンテレフタレート(PET)
- ポリスチレン(スチロール樹脂)(PS)
容器のほうはダイソーにあったエタノールOKなPP素材を用意したものの
混ぜる時にうっかりポリスチレン(スチロール樹脂)な計量カップを使ってしまい破壊してしまいました。。
また、ボトルによってはノズルがNG素材だったりもするので注意です。
ちなみにエタノールを容器に移し替えるのに100均で買えるスポイトが便利です!
注意点:使用はなるべく早く
上の写真はハッカ油スプレーを作って1ヶ月放置したものです。
見た目も匂いも肌につけた感じも違和感はありません。
とは言え、1ヶ月放置した湯船に入りたくないのと同じで、ハッカ油スプレーは水を多く含むモノなのでなるべく早く使い切りましょう。
1日で使い切れる量を作るのがおすすめです!
ハッカ油スプレー2つの満足ポイント
満足①:ブヨとアブには効果がある!(今のところ)
私がハッカ油スプレーを取り入れたのはブヨ(ブユ)対策したかったから!
市販される虫よけスプレーでは効果がなく見事にやられました。それから「効果があるのは何?」と調べハッカ油スプレーにたどりつきました。
そして、その効果はというと今のところブヨ回避できてます!
たまたまの可能性も十分ありえますし、この先やられるかもですが、今のところ満足できる結果です!
それからアブ!目に見えて飛び回ってるキャンプ場へ行ったんですが
噛まれることはなかったうえに、アブにむかって水滴ではなく匂いを嗅がせるように噴射したら「やめてくれ!」な感じでどっか飛んでいき、その後こなくなりました。
こちらもたまたまの可能性が十分ありえますが、ブヨと違ってアブは大きいので存在の確認がしやすく、ハッカ油スプレーを使ってから見なくなったので、効果ありの可能性が高いです!
満足②:ミントの香りで気軽に使える
ハッカ油はお風呂に入れて使っても良いモノなので、顔を含めた全身に安心して使えます!
香りは好き嫌いありそうですが、薬品臭する虫よけスプレーよりミントの香りのほうが心地よいですし涼しさもあります♪
ただ、目に入ると強烈にしみるので顔に噴射するときや周りに誰かいる時はご注意を。
ちなみに私が作る濃度2.5%のハッカ油スプレーではヒンヤリ感はありません。
あと濃度が濃くなればなるほど冷感を通り越しヒリヒリするので原液はもちろん濃度の濃すぎに注意です。
ハッカ油スプレー 残念ポイント
残念:効果が切れるのが早い
ハッカ油スプレーは1時間前後でハッカの匂いが消えます。
虫除けに効果があるのはハッカの匂い。なので1時間前後でハッカ油スプレーの効果がなくなります。
最初こそ1時間おきに使っていたんですが途中から忘れてしまうんですよね。キャンプでお酒が入ればなおさら。
そんなこんなで、自分ではちゃんとスプレーしてたつもりが
気がつくとこんなに刺されてました。。画像クリックでモザイクの向こう側へ
このへんを考えると、体にあまりよく無いと言われますがディート入りの長時間持続する虫よけのほうが使い勝手は良いです。(ディート5%で約90分持続)
また、私はできることなら完全防備をしたいので全身にたっぷりスプレーします。
これを1時間に1回となるとかなりの量を消費しますので1泊のキャンプで一人100mlぐらいは欲しいところです。
ハッカ油スプレー レビューまとめ
- ブヨ・アブを回避(今のところ)
- 効果の持続時間が短い
- 作るの簡単
目的であったブヨの回避は今のところできているので作ってみて良かったです!
中にはミントの香りを好む虫もいるようですが、大半の虫はミントの香りが苦手のようですので、持ってると活躍できますし安心感があります!
とは言えハッカ油スプレーも完璧な虫よけではありませんので、過度の期待は禁物です。市販の虫よけと合わせて使うのが良いと私は思いました!