ダイソーで見つけたレンジで1合のお米が炊ける炊飯マグ。
炊飯器を使わずご飯が炊けてしまう、なんとも便利な商品ですが、吹きこぼれたり、お米が硬かったりでうまく炊けません。
「やっぱり100均クオリティーか…」と思いつつも、成功を目指し微調整を繰り返した結果
見事、ふっくら美味しいお米を炊く方法を見つけました!
ということで、この記事ではダイソーの炊飯マグを使って上手にお米を炊く方法や、残念だと感じた部分をレビューします!
目次
ダイソー『炊飯マグ』基本情報
スペック
名称 | 電子レンジで簡単炊飯、そのまま食卓へ 炊飯マグ 1合用 |
メーカー | ダイソー |
材質 | ストーンウェア |
サイズ | 高さ12 × 持ち手を含む幅14cm |
重さ | 584g |
開封・デザイン
ダイソーで購入してきたレンジで1合のお米が炊ける炊飯マグがこちら!
価格は330円。
色はブラックとベージュの2種類から選べます。
上の写真のように対応する色にチェックが入っていたり
箱に穴が空いてるので、ここから見える色で判断できます。
箱にはお米の炊き方(目安)が記載されていますが、この通りにやると必ず失敗しました。後ほど詳しくご紹介します。
では、開封し中身をご紹介!
こちらがレンジで簡単炊飯できる炊飯マグです!私はベージュをチョイスしました。
『フタ』と『マグ』です。材質は石のように硬い陶器(ストーンウェア)です。
陶器の一種なのでマグとフタを合わせると584gとそこそこの重量があります。
炊飯マグのサイズは高さ12cm × 最大幅14cm(直径11cm)でした。
手に持ってみるとこのぐらいのサイズ感です。
炊飯マグの中です。拳がちょうど入るぐらいの広さでした。
ダイソー『炊飯マグ』満足ポイント
説明通りに作ると失敗→微調整で90点の炊きあがりに
ダイソー炊飯マグをつかって、説明通りお米を炊こうとすると私の状況下では100%失敗しました。
説明通りの使用方法は
- お米1合を水洗い
- 炊飯マグに米と水180mlを投入
- 30分以上放置し吸水させる
- レンジで500W・7分でチン
- 10〜15分蒸らし
- いただきます
上記の方法でお米を炊いた場合
盛大に吹きこぼれます。
蒸気穴から勢いよく噴射したり、フタが蒸気で持ち上がりドボドボと水が溢れます。
そして、ほんらい吸水されるべき水分が大量に吹きこぼれた結果
お米が硬い仕上がりに。
食べられなくはないですし、硬い米が好きな方はアリかもしれません。
が、私は柔らかくふっくらしたお米が好きなので点数をつけるなら50点の炊きあがりです。
そこで!水の量を変えたり、加熱時間を変えたり、お米の量を減らしたりと試行錯誤し、ようやく見つけました!90点の炊きあがりを!
その方法は、レンジで500W7分のところを
レンジで500W4分 + 200W7分にする。
変えたのはたったこれだけです!あとの工程は全て同じです。
説明どおりの500W7分の場合、残り3分になると必ず吹きこぼれを起こしていました。
つまり、この吹きこぼれが起きる前に加熱を弱めれば、吹きこぼれが減りお米に水分が行きわたるという計算です。
飯ごう炊飯も最後は弱火にすると美味しくなるので、理論上は間違いないはずです!
では、成功例のパターンでお米が炊けるまでの様子を写真つきでご紹介します。
①炊飯マグの中へ米1合(150g)を投入
②水洗い
マグで水洗い・水切りする場合は、お米がこぼれやすいので注意 | |
マグで水切りする場合、左の写真のように指を立てるとやりやすかったです |
③水180mlを投入
④フタをし30分以上放置し吸水させる
ここをサボると米に芯が残りやすいです。使用する水が冷たい場合は吸水されづらいので長めに。
⑤500W・4分にセットしたレンジへ投入
⑥つづいて200W・7分にセットしスタート
残念ながらこの段階で吹きこぼれます。ただ、説明通りの方法と比べてかなり少ない吹きこぼれです。
⑦10分ほど蒸らす
⑧いただきます!
分かりづらいかもしれませんが、お米がふっくらしています!
点数をつけるなら90点!さすがに炊飯器のほうが美味しいですが、文句なく美味しく食べれます!
ちなみに200W7分の時間を6分へと短くすると、さらに柔らかくなりますがちょっと水っぽかったので私は7分に落ち着きました。
あと、「水を増やす」や「米をへらす」もやってみましたが、どちらも大量の吹きこぼれが原因で失敗です。
ということで、はじめは硬い米しか炊けず残念ポイントにしようと思いましたが、微調整さえすれば理想のご飯を炊けましたので満足ポイントにしました!
炊飯マグのまま食べれて洗い物が減る
完成したご飯は、茶碗にうつして食べるも良しですが
炊飯マグのままでも食べられます!
炊飯器と茶碗を洗わなくて済むので少しだけ洗い物が減って助かります♪
ダイソー『炊飯マグ』残念ポイント
炊飯器と変わらない時間を要する
炊飯マグを購入するときに思ったのは
「これ買えば、ご飯を手軽に食べれる!」でした。
しかし、トータルで見ると炊飯器でお米を炊くのも、ダイソー炊飯マグでお米を炊くのも時間で見れば大差ありません。
我が家の炊飯器はお米をたくのにおよそ40分
炊飯マグはと言うと
- 吸水 … 約30分
- レンジ … 約10分
- 蒸らし … 約10分
- 合計 … 約50分
うーん。炊飯器のほうが時間で見れば早いという結果に。
ただ、1合だけ炊きたいという場合に炊飯器を使うのは躊躇しますが、ダイソー炊飯マグなら気軽ですね!
吹きこぼれて掃除が大変
いろいろな方法でレンジで炊飯を試してきました。
最終的に満足できる炊き方を見つけましたが、どの方法でやっても共通して『吹きこぼれ』からは逃れられませんでした。
我が家のレンジは、下皿が取れるタイプのためまだ掃除がしやすいですが、直置きタイプは掃除がかなり大変だと思います。
耐熱のお皿などを下に敷き、吹きこぼれ対策は必ずしたほうがいいです。
吹きこぼれる水は、普通の水と違って米の成分が混ざった薄いノリのようなものなのでネトネトし掃除が大変です。
炊飯マグのまま食べると米粒が取りづらい
炊飯マグのままご飯を食べれる!と満足ポイントでご紹介しておいてなんですが
最後の一粒までキレイに食べようとするのがかなり大変です。
炊飯マグの構造上、口へ「カッカッカッカッ」かけこめないので1粒1粒つまんで食べるようになります。
ダイソー『炊飯マグ』レビューまとめ
- 500W4分 + 200W7分でふっくら炊ける
- 結局ご飯が炊けるのに時間がかかる
- 吹きこぼれからは逃れられない
今回ご紹介したダイソー炊飯マグをつかった『ふっくらご飯を炊く方法』はあくまでも私の状況下です。
使用する米、水、レンジなどで結果が変わりますので、まずは正規の説明通りに挑戦するのがいいと思います。
それで、激しい吹きこぼれ&米が硬いようであれば、今回ご紹介した『500W4分 + 200W7分』で挑戦してみてください!あとは好みに合わせて微調整です!
「1合炊きしたい」や「炊飯器が無いけど米が食べたい」や「会社にレンジがある」という方は是非ダイソーをチェックしてみてください♪