冬キャンプで温かい飲み物を楽しみたい。
それなら直火でいつでも温めなおせるスノーピークのチタンシングルマグが絶対オススメ!
直火OKであることで熱源さえあれば時間の経過を気にせず、いつでも温かい飲み物を楽しめるようになります♪
さらにはサイズ違いを購入することでスタッキング(積み重ね)も可能!
ということで、この記事では直火OKで収納力に優れるスノーピークチタンシングルマグの魅力や、残念な点、注意点などをまとめてみました!
目次
スノーピーク『チタンシングルマグ』基本情報
スペック
名称 | チタンシングルマグ(300・450) |
メーカー | スノーピーク(snow peak) |
容量 | 300ml・450ml |
重量 | 51g(300ml)、68g(450ml) |
サイズ | φ76.2×H82mm(300ml)、φ86.2×H91.5mm(450ml) |
材質 | チタニウム |
開封・デザイン・特徴
人気アウトドアブランド・スノーピークのチタンシングルマグ!
- 軽量
- 頑丈
- サビにくい
- 金属アレルギーをおこしづらい
- 熱伝導率が悪い
- 価格が高い
300と450の二種類のサイズを購入しました。
開封!2つはサイズが違うだけでデザインや構造は一緒なので『450』のほうを詳しく見ていきます!
マグの一番目立つ場所にスノーピークのロゴや、サイズ表記がほどこされたデザインです!色はくすんだシルバー。
ロゴをアップで!決して派手なロゴではないですがシンプルでカッコいいです♪
ハンドルは折りたたみ式になっているので収納時に場所をとりません。
ハンドルとコップをつなぐ部分をアップで。ここにもさりげなくスノーピークのロゴが!
チタンシングルマグの口元をアップで。
上から見たチタンシングルマグ。
300mlと450mlを比較
続いて300と450、2つのサイズ感を比較!
全てにおいてひとまわりサイズが違います。
容量は表記どおりの300なら300ml、450なら450ml入ります。
重さは450mlが68g。300mlが51g。どちらもさすがチタンな軽さです!
2つを手に持ってみました。私は成人男性の平均的な手のサイズですが、どちらも広々したハンドルで指2本も指3本もすっぽり入ります。
革手袋で持ってみました。450のほうは難なく持てます。300のほうは少し窮屈ですが持てます!
スノーピーク『チタンシングルマグ』満足ポイント
サイズ違いを買えば収納力バツグン
スノピークチタンシングルマグを選んだ最大の理由、それは
サイズ違いを購入することでスタッキングが可能だということです!
このように『450』と『300』というサイズを1つずらすことでマトリョーシカのようにすっぽり収納できてしまうんです!
チタンシングルマグには『220』のサイズもあり、こちらも『300』にキレイすっぽり収まります。
マグカップをキャンプへ持っていくのって地味に場所をとるので嬉しい構造です!
そして、チタンの特徴『軽量』ということもあり、450と300の2つをたしてもたったの119gです!
ちなみに、スノーピークからはチタンダブルマグという保冷・保温に優れたマグカップもあります。こちらもパッと見は似たようなデザインをしているんですが、シングルと違って2サイズずらさないとスタッキングできません。
直火OKでいつでも温かさ復活
続いての満足ポイントであり、シングルマグを選んだ理由は『直火OK』という点。
スノーピークのマグカップには『シングル』と『ダブル』があります。2つの特徴をまとめると
シングル | ダブル | |
メリット | 直火OK・価格が安い(ダブルの約半額) | 保冷・保温に優れる |
デメリット | 保冷・保温は並 | 直火NG・価格が高い(シングルの約2倍) |
価格差はひとまず置いておいて、直火が出来るマグカップか、保冷・保温に優れるマグカップという違いがあります。
保冷・保温に優れるマグカップというのはたしかに魅力的です。夏はキンキンに冷えた飲み物を長時間楽しめ、冬はあったかい飲み物を長時間楽しめます。
しかし!!
どんなに保温力に優れるチタンダブルマグでも必ず時間に比例し温度は低下していきます。
私はコーヒーでよくやりがちなんですが、ちびちび飲みすぎて1杯のコーヒーを2時間以上飲んでいることがあります。
こうなるとキンキンとまではいかなくても、必ずぬるくなります。
以前にご紹介した保冷・保温に優れるサーモスの真空断熱タンブラーも沸騰したお湯が2時間後には40℃を切るという実験結果が出ました。
つまり!
飲み物を長時間アツアツで楽しみたいなら直火OKなシングルマグのほうが良いと判断しました!
どんなにキンキンに冷えてしまっても温め直せばアッツアツを楽しめるのがシングルマグ最大の特徴です♪
新しいコーヒーを作らずとも温め直せばいつでも熱々復活というのは冬の寒いキャンプで大活躍です!
スノーピーク『チタンシングルマグ』残念ポイント
口当たりがザラザラする
スノーピークチタンシングルマグは私にとって初めてのチタン製品です。
ということで、初めて口にした時に驚いたのが
口当たりがめっちゃザラザラする!というものでした。
あまり良い感触ではなかったので残念ポイントとしました。ただ、何度も使用していると不思議なもので慣れます!
変色しやすい
続いての残念ポイントは変色について。これもチタンだからだと思われますが
洗った後、自然乾燥させると跡が残ります。そしてけっこう目立ちます。(キレイに乾拭きすれば跡になりません)
また、口をつける部分も跡が残ります。こちらは何度も口をつけるということもあり、洗ってもボンスター(スチールウール)で磨いても取れなくなりました。
最初は気になっていたので残念ポイントにしましたが、味だと割り切り楽しむことにしました!
ちなみに、直火OKなので焚き火で温めることが可能です。そうなってくると必ず待ち受けているのがスス汚れ。
焚き火であぶればあぶるほど真っ黒になってきますが、それも味があってカッコいいです。
ただ、洗った際に中途半端にススが取れてしまいかっこ悪くなってしまうこともあります。
ということで一度リセットしたい!や、スス汚れは嫌だという方は
ボンスターがオススメです!
ゴシゴシ磨くことでほとんどのスス汚れが落ちます。
さらに100均などに売ってる除光液を仕上げに使うことで
ほぼ購入時の姿へと戻りますので、スス汚れが気になる方はお試しを!
ただ、しつこく何度も何度もボンスターと除光液でゴシゴシしすぎるロゴが取れる可能性があるのでご注意を。
保冷・保温に期待してはいけない
冬は直火OKなので冷えてしまっても熱々へと復活させれるシングルマグ。
では、そもそもの保冷力・保温力はどうなのか?
先に結論を言うと保冷力・保温力は並です。
ということで保冷・保温について実験してみましたのでご覧ください。
まずは保冷力の実験
比較対象として、サーモス真空断熱タンブラーと、プラスチックのコップを。
21℃前後の部屋で、氷100g、水200ccによる保冷力実験です。
※縦軸が水の温度、横軸が20分単位の時間
なんと、シングルマグはプラスチックのコップより保冷力が劣る結果に。一番最初に氷が溶けたのもシングルマグでした。
続いて保温の実験。
比較対象としてサーモス真空断熱タンブラー、セリアの保温に優れるマグカップ、そして陶器のマグカップ。
こちらも21℃前後の部屋にて沸騰したお湯を同じ量入れての実験です。
※縦軸が水の温度、横軸が10分単位の時間
結果は、4つの中で一番はやく冷えてしまいました。
まとめると、保冷力はプラスチックに劣り、保温力は陶器のマグカップに劣るということが分かり、保温保冷に期待すべきコップではないということが分かりました。
スノーピーク『チタンシングルマグ』注意ポイント
直火するなら火傷に注意
チタンシングルマグはチタンをつかったマグカップなので熱伝導率が悪く、熱々な飲み物を注いでも口元が熱くなりづらい特徴があります。
ただし、焚き火などでコップの底面を超える炎で熱した場合は、ハンドル及び口元も熱々になっていますので火傷に注意です!
私は唇を何度も火傷しました。。今は口をつけるまえに指で触って確認してから飲んでます。唇を連続で何度も火傷するとけっこう辛いのでご注意を!
金属臭は徐々に消える?
チタンは他の金属と比べ『金属臭』が少ないと言われています。
しかし、氷を入れ冷たい飲み物を飲んだ時に「うわっ!変な味がする」とたしかに金属臭を感じました。
が、その後何度も使っているうちに金属臭は消えましたので、もし金属臭がしてもしばらく使い続けてみてください。
サビに見える茶渋
いつの間にかマグの中にサビのような茶色い何かが。。
2つ買ったマグ両方とも茶色くなっていました。
え?チタンってサビづらいんじゃ…?とショックを受けサビ取りに定評のあるボンスターを使用。
完全に取り除くことはできなかったですが、色が薄くなりました。
やっぱりサビだったんだ。。
と最初はサビだと勘違いしてたんですが、もしかしたら焦げ付きかも?と思い
重曹をつかってブクブク沸騰させるも全く効果無し。。
なんだよ。この茶色いの。原因は?なんで?と頭を抱えていたら
たんなる茶渋だったようで、メラミンスポンジであっさり落ちました。。
もし、普通に使っていてマグ内にサビのようなモノができたら、茶渋の可能性が高いので、まずはメラミンスポンジで磨いてみてください!
茶渋なら新品時のような輝きに戻りますよ♪
スノーピーク『チタンシングルマグ』レビューまとめ
- サイズ違いを買えばスタッキング可能
- 直火OKでいつでも熱々
- 保温・保冷力は無い
- 直火するなら火傷に注意
シングルとダブルで悩みに悩んで購入したシングルマグでしたが、結果的にこちらをチョイスして正解だったと思ってます!
夏は活躍できませんが、寒い寒い冬キャンプでいつでも温め直したアツアツの飲み物が楽しめるのは幸せですよ♪
冬キャンプで温かい飲み物を楽しむためのコップ選びなら間違いなくシングルマグです!価格もダブルと比べてほぼ半額なのでお財布にも優しいですよ♪