せっかくの動画なのに、物撮りは動きがなくて写真みたい。。
そこで、物撮り映像に動きを加えたくて購入したのがNEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』です。
カメラを平行に移動させることができるカメラグッズで、スライダーがあると単調な映像に動きを出すことができます。
価格が安いスライダーですが、まずまずの使い心地で動画制作に役立っています!
そんなNEEWERのカメラスライダーを使って分かったことをまとめてみましたのでスライダー選びの参考になれば幸いです!
目次
NEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』基本情報
名称 | ポータブルミニカメラビデオスライダーレール |
メーカー | ニューワー(NEEWER) |
スライド距離 | 直置き:約16cm 三脚設置:約32cm |
最大負荷重 | 約3kg |
材質 | アルミ合金 |
サイズ | 9 × 26 × 高さ5cm(自由雲台を取り付けると高さ+6cm) |
重量 | 本体:629g 自由雲台:107g |
デザイン・特徴
アマゾンで購入したNEEWERのポータブルミニカメラビデオスライダーレール。
価格は5,049円(2019年12月23日時点)
- ミニカメラスライダー本体
- 自由雲台
- 滑り止めサポート脚
- スマホホルダー
- 収納袋
- 取扱説明書
こちらがカメラスライダー本体。
素材はアルミ合金でとても硬い作りです。
上から見たカメラスライダー。
スライドするためのベルトが見え、右側部分がカメラを載せる台座です。
台座部分は、1/4インチと3/8インチのネジ完備(細いネジに太いネジをかぶせサイズを変えるタイプです。2本ネジが飛び出してるわけではありません)
多くのカメラや雲台などと接続できます。
本体左右には鍵マークがあり、その下がくるくる回せるようになっていてスライダーが動かないようロックをかけれます。
ちなみに、両サイド両方ともロックをかけないと動いてしまいます。
スライダー裏面には白丸で囲った三脚に取り付ける穴(1/4インチと3/8インチのネジ穴)
赤丸で囲った滑り止めサポート脚を取り付ける穴があります。
サポート脚を取り付けることで、滑り止めとなりスライダーが動かしやすくなります(脚がなくとも使えます)
ちなみに脚の長さは約7mmほど高さ調整できます。
では!スライダーがどんな動きをするのかどうぞ!
こんな感じで、脚を取り付けテーブルの上なんかで使う場合は約16cmほどスライドさせることができます。
個人的には軽すぎず重すぎずな動きで速度ムラが出にくい硬さだと思っています。
と、上のGIFは上のプレートも下のプレートも動いていますが、下のプレートを三脚などで固定すると
下のプレートを中心とし、先程の倍である約32cmスライドさせることができます。
こちらは付属の自由雲台。
右下のつまみを緩めると自由にカメラの向きを変えられます。
カメラを取り付ける場所にあるネジは1/4インチネジ。底は3/8インチのネジ穴が空いてます。
もちろんスライダーに取り付けできますし、多くのカメラに取り付け可能です!
付属のメッシュポーチ。
クッション性があるので多少は衝撃から中身を守ってくれます!
滑り止めの脚を取り付けた状態で収納でき、付属の自由雲台も上の写真のように隙間へ入れれば、一緒にポーチに入れることができます。
ただ、ベルトと干渉するので、自由雲台は別で管理するほうが良いかもしれません。
スライダーのサイズは、幅26 × 奥行9 × 高さ5cm
脚を除くと高さが2.3cm減り、雲台を取り付けると高さが6cm増えます。
重さは、脚付きで629g。自由雲台が107g。全部こみこみで736gになり、そこそこずっしり感があります。
NEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』2つの満足ポイント
満足①:動きのある映像を撮れる
NEEWERカメラスライダーを購入した目的であり、一番満足しているのは動きのある映像を撮ることが可能になったこと!
実際にスライダーで撮影したGIFがこちら▼
このように被写体を左から右にといった感じで動きのある画が撮れるようになります!
動きのない物を三脚つかって動画撮影すると写真のような画になってしまいますが、スライダーを活用すると動かない被写体を動画らしく表現できるようになります!
三脚によっては上下左右にカメラを動かすこともできますが、被写体に対してカメラを『平行』に動かすことはできません。
図にするとこんな感じです。撮れる画は変わります。
どちらが好みかは人それぞれですが、平行に動く映像はスライダーなど専用の機材がないと難しい撮影なので、個人的にはスライダーをつかった映像のほうがワンランク上な映像といった感じがしています!
そして、三脚との組み合わせによっては横方向だけでなく上下へのスライドもできます!
三脚(自由雲台付き) → スライダー → 自由雲台 → カメラ
もちろんカメラを真下に向けスライドすることも可能です!
このように、スライダーがあると今までと違った動画を簡単に撮影できるようになります!
私は物撮りに使用する目的で購入しましたが、風景だったりをスライダーで撮影してみるのも面白いと思います♪
満足②:安いけど使い心地はそこそこ良い
アマゾンなんかで「ビデオスライダー」と検索してもらえれば分かりますが、スライダーって想像以上にお高い商品です。。
それが、こちらなら約5,000円!
5,000円もけっして安くはありませんが、他と比べるとかなりリーズナブルです!
価格が安いので不安な部分もありましたが、使い心地は中の上ぐらいで悪くないと思っています!
上で言いましたが、てきどな重みがあるので速度を安定させやすいです。
ときどき緊張して力が入りすぎ速度ムラが出ることもありますが、落ち着いて動かせば一定速度でスライドできます!
そして、動作音が無いに等しいので雑音も気になりません。
また、耐荷重が約3kgもあるのでミラーレス一眼カメラぐらいなら問題なく使えます。
それから、持ち運ぶさいも三脚なんかと比べれば小さいので、けっこう気軽に持ち出せます!
バッグなんかにも入れやすいサイズです!
NEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』残念ポイント
残念:付属の自由雲台がいまひとつ
使い心地は価格の割に大満足なんですが、付属の自由雲台が頼りないと感じました。
商品ページには『最大負荷重3kg』とはありますが、『デジタル一眼レフカメラをサポートできません』という文言もあります。
これは、スライダー本体に対してなのか、自由雲台を含めてなのかが分からないのですが
800gほどのカメラで使うと、カメラの角度によってはスルスル〜とズレてくることがあります。
指が痛くなるぐらい強く締めれば800gのカメラは固定されますが、指は痛いし、これ以上重いカメラだとさらに固定しづらいと思います。
なので、重いカメラをお持ちの場合は自由雲台は別で用意するほうがストレスなく撮影できるかと思います。
ちなみに、自由雲台は頼りないですがスライダー本体は800gぐらいなら問題なく動作します!
NEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』2つの注意ポイント
注意①:三脚転倒やカメラ落下に注意
三脚とセットでスライダーを使うときはカメラの落下や三脚の転倒に十分注意してください。
スライダーを使うことで重心が右に左に偏ります。
そうなってくると三脚のバランスが崩れ転倒しやすくなります。
上の写真も手で持ってないと転倒する状態です。
また、さきほどの自由雲台と重複しますが、自由雲台の締め付けが悪くカメラがガクンと倒れたりするとバランスが崩れ三脚もろとも転倒することがあるので十分に注意してください。
ということで、カメラスライダーと三脚を組み合わせて使用するときは、各種ツマミが1つ1つしっかり固定されてるか確認しながら使うことを強くおすすめします。
注意②:そのままでは使用が面倒
カメラor自由雲台を取り付けるネジ
三脚に取り付ける2種のネジ穴(白丸)
このようにネジとネジ穴があるのでスライダーだけでも使用できます。
でも、いちいち取り付けたり取り外したりがとても面倒です。
スライダーしか今日は使わない!というのであれば問題ありませんが、多くの場合スライダーを使った撮影は少しだと思いますので、取り付け・取り外しが面倒だと厄介です。
なので!
こういったアルカスイス互換なプレートとクランプがあると便利です!
スライダーの底にプレートをつけておけば、アルカスイス互換な三脚とすぐに合体でき、すぐ取り外せます!
カメラ側も上の写真のように直接取り付けるのではなく
クランプを取り付けておけば、アルカスイス互換プレートを取り付けたカメラとすぐに合体できます。
こんな感じで、三脚部分にプレート、カメラ部分にクランプをセットしておけばスライダーを使う撮影とそうでない撮影がとてもスムーズです!
NEEWER『ポータブルミニカメラビデオスライダーレール』レビューまとめ
- 動きのある物撮りができる
- 価格が安い
- 中の上ぐらいの使いやすさ
さすがに電動スライダーのような精密な動画は撮影しづらいですが、手持ちとは比べ物にならないブレのないスライド動画が撮影でき満足の使い心地です!
スライダーをつかって撮影した動画をあとで見直してみると「なんかプロみたい!」とテンションあがりますよ♪
スライダーの中ではとてもリーズナブルな商品なので、気になったならぜひぜひチェックしてみてください♪