暑い。。風があれば涼しいのになぁ。。
そんな時に活躍できるのが空調服です。ずっと気になっていたんですが運良くメーカー様より商品提供していただきました!
空調服とは服に扇風機が内蔵されていて、スイッチオンでぼわぁぁと服の中をエアーが循環!
本当なら汗をかいていたシーンでも空調服を着ていることでサラサラキープ!湿気の多い日本で活躍できる服です♪
ただし、いつでも涼しいかと言われると答えはNO。空調服をつかっても暑い時は暑いです。
ということで、この記事ではパーカータイプのVINMORI空調服の涼しさや効果的な使い方、良い点、残念な点、注意点を詳しくご紹介いたします!
この記事は商品提供をうけてのレビューです
目次
VINMORI『空調服』基本情報
名称 | 空調服 |
メーカー | VINMORI |
素材 | ポリエステル繊維100% |
内容物
VINMORIからご提供いただき自宅へやってきた空調服。
VINMORIは空調服のほかヒートベストなんかを作っている中国メーカーです。
梱包袋を開封すると想像以上にしっかりした袋が登場。
チャックで開け閉めできる袋になっていて、捨てずに再利用できる袋です!
- 空調服
- 取り扱い説明書
- 収納袋
- 紫外線カットアームカバー
内容物は4点。保証書は入っていませんでしたが、購入から半年は製品保証がついています。不具合があった場合もサポートセンターで対応してもらえます。
空調服を起動させるために必要なモバイルバッテリーは別売りです
付属品の特徴・デザイン
では先に付属品たちをささっとご紹介いたします!
説明書には使用方法や、注意事項、洗濯方法が記載されています。(この記事の中で重要な部分はご紹介します)
つづいて紫外線をカットできるアームカバー。こちらもチャック付きの袋に入っています。
色はライトグレーで『AOUA-X』というロゴがあります。
伸縮性があるので、男性でも装着できます(太ももにも装着できるほど伸びます)
奥さんにつけてもらうとこんな感じでした。
私がつかった後だったので伸びた?のか、ちょっとゆるいです。
つけ心地はというと、風があれば少し涼しく感じます。無風だと布一枚増えたぶん暑いです。
つづいて収納袋。こちらは空調服と同じ素材、同じ厚みでできています。
縫製の粗が目立ち作りはチープ。おまけ程度に思ったほうがいいです。
空調服を収納。500mlのペットボトルを少し大きくしたサイズです。
空調服の特徴・デザイン
では空調服をご紹介いたします!
空調服はパーカーにファンが取り付けられたデザイン。
今回選んだのはブルー。色は写真どおりTHE青な感じです。
カラーはグレー、ブルー、ダークブルーから選べます。
暑い季節に使うものなので爽やかな色がいいかな?と青を選びました!
ファンは後方にも2つあり、合計4つのファンが備わっています。
ファンはライトグレーな色で、材質は爪で触るとカチカチ音がするプラスチック。
ファンのガード最大幅は約8mm。大人は心配無いですが、小さなお子さんは指が入ってしまうかもなので注意です。
VINMORI空調服の生地はポリエステルでシャカシャカといよりサラサラしたさわり心地。
かなり薄い生地なんですが、そのおかげでコンパクトにできます。
また、撥水加工もされています。ただし濡れたところをさわると染み込むので過度の期待は禁物。
フロントファスナーは2ヶ所から1つを選び閉めることができサイズ調整が可能です。
中はメッシュ生地。メッシュがあるのは胴体部分のみ。
空調服を着た時、左側にくる部分にポケットがあります。
ここにモバイルバッテリーを入れ空調服を起動させることになります。
ポケットのサイズは(約)幅11 × 深さ14cm。マチはありませんが、生地が柔らかいので多少厚みのあるモバイルバッテリーでも大丈夫です。
ポケットの中にモバイルバッテリーと接続するコネクタとリモコンがあります。
コネクタはUSB-A。
リモコンには電源ボタンと弱・中・強が分かる青く光るインジケータ。
使い方はとっても簡単。
- モバイルバッテリーを接続すると『強モード』で起動
- 電源ボタンを押すと風力変更『強⇒中⇒弱⇒強・・・』
- 電源ボタン長押しでファン停止。長押しでファン起動
リモコンにはボタンが1つしかなく単純操作なので、リモコンを取り出さずとも服の上から操作できます。
やりづらいと思えばリモコンはポケットの中へしまわずダラ~ンとたらしておけば
服の下からリモコンを取り出し操作できるようになります。
空調服と収納袋を合わせた重さは352g。(モバイルバッテリーのぞく)
服単体はものすごく軽いんですがファンが4つあるぶんやや重いです。
着用イメージ
それでは空調服を着てみた姿をご紹介いたします!
私の身長は177cm、体重65kgの普通体型です。購入したのは一番大きなサイズ『3L-4L』です。
まずは、ただ羽織っただけ。
少しダボッとした感じはありますが、ゆったり着るならちょうどよいサイズです!
ただ、じゃっかん袖が短いような…気もします。
フロントチャックを閉めると裾のゴムがキュッとなり少し丈が短くなります。
ファスナーをしめる位置を調整し3Lと4Lを切り替えるとこんな感じです。
4Lで使う場合ファスナーの線が1本増えるのでちょっと見た目が気になります。
ではスイッチオンで空調服本来の姿を!
うーん!素晴らしい膨らみです!
正面から鏡で見たことはありましたが、こうして360度見てみると思っている以上にまんまるですね。
もこもこのダウンよりまんまるです。
VINMORI空調服は風力を弱・中・強と切り替えれるんですが、どの風力にしても見た目は全く同じでした。
ちなみに、ファスナーを閉めないと空調服の恩恵はゼロに近いので、涼しくしたいなら必ずまんまるスタイルになります。
せっかくなので身長160cmの奥さんにも『3L-4L』を着てもらいました。
かなりダボッとしたサイズになりますが見た目は悪くないです!
袖口がゴムで絞られてるので着心地が悪いということはありませんでした。
ファンを起動するとこんな感じに!
VINMORI空調服は
- S-M(M)
- L-LL(L)
- 3L-4L(XL)
の3サイズから選べます。
サイズ表の身長を基準に選ぶのがいいかな?と思います。
私を例に言うと、身長177cmなので『L-LL』『3L-4L』の二択。
ゆったりきるなら『3L-4L』、普通ぐらいで着るなら『L-LL』といった感じす。
ただ、空調服は膨らみが出ることで風が循環するシステムなのでタイトすぎるサイズを選ぶと恩恵が減ります。
洗濯するときは
空調服は洗濯が可能なので、洗濯するときはファンを取り外します。
こんな感じでくるくる回せば簡単に取れます。
あとは配線を取り出せばOK!
お世辞にも縫製がキレイとは言えないので、配線を無理に引っ張り出さず丁寧に取り出したほうが良いです。
手洗い、洗濯機洗い、ドライクリーニングが可能です。生地が傷まないよう洗濯ネットを。
洗濯が終わり元に戻す時は配線の長さを気にしながら取り付けます。
難しそうに見えるかもですが、服を広げてポケットから近い順に配線が短いモノを選んでファンを取り付ければOKです。
ちなみに誰もやらないと思いますが、取り出したファンを扇風機代わりに使ったり、別の服に穴を開けて取り付けることもできますよ!
もう1つちなみに、ファン無しのパーカーは穴のところがメッシュでくっきりなので微妙です。
VINMORI『空調服』4つの満足ポイント
満足①:うまく使いこなせば確実に涼しい(寒い)
「空調服って実際のところどうなの?涼しいの?」ここが一番気になるところだと思います。
約1ヶ月ほど様々なシーンで使ってみて分かったのは
ちゃんと涼しいです!
とくに、説明書に記載されているおすすめの使い方「濡れタオルで体を拭いてから使う」を行うとバッチリ涼しいです!
腕だけでもタオルで拭くと涼しさを体感できます♪
この方法をさらに発展させ
すぐ乾く服なんかを水で濡らし、その上から空調服を着れば涼しいを通り越し寒いとまで感じられます(風邪ひくかもなので注意)
このように水やひんやりする汗拭きシートなんかを組み合わせることで空調服をより効果的に使えます!
空調服単体で使う場合は、天気、気温、湿度、風の有無によって快適だったり不快だったりします。
基本的に「扇風機」をつかって快適になるようなシーンであれば空調服は快適です。
逆に扇風機をつかっても意味が無いシーンでは空調服をつかっても効果を得られません。
たとえば、扇風機で風を送ってるにも関わらず汗をかく時ってありますよね?そういう時は空調服をつかってもやっぱり汗はかきます。
いちおう実験として、空調服有り・無しで汗をかく量をチェックしてみました。
実験した日は気温30℃を超え、風が強く、扇風機を使っても涼しさは変わらないような日です。
そんな日に空調服有り・無しでそれぞれ30分散歩をしてみると
汗をかいた量はほぼ同じでした。
このように扇風機をつかっても涼しいと感じられない環境で空調服を使っても効果がありません。
また、空調服は通気性が悪いので服の中は湿気でムンムン。汗で袖や首元が肌にピタリと貼りつき不快感があります。
これなら半袖のほうが快適です。
逆に扇風機を使うと「涼しい♪」と感じるようなシーンは空調服単体でもかなり効果ありです!
さきほどの散歩のあと、それぞれ5分ほど室内で動かず待機してみたんですが、空調服有りのほうはあっという間に汗がとまり、暑いから涼しい、そして寒いへと変化しました。
まとめると、扇風機を着ている感覚なので、扇風機で涼しくなれる場所や使い方をすれば涼しく、扇風機をつかっても暑いままのときは空調服をつかっても暑いです。
ちなみに私は外より室内で使うことが多く、「暑いけどクーラーをつけるまでもない」そんな日に大活躍してます!記事作成中の今も室内30℃超えですが空調服のおかげでノンクーラーです。
満足②:紫外線から肌を守りつつ涼める
暑いから半袖になりたいけど、日焼けが気になる。
そんな時も空調服を使えば肌を隠しつつ涼むことができます。
VINMORI空調服は『UPF50+』で紫外線をばっちりカットしてくれるので安心です!
日焼けする時間を約50倍以上遅らせてくれる
あと、長袖なので虫刺されを防ぐこともできます♪
満足③:バッテリー消費は少なめ
私はアンカーのモバイルバッテリーで空調服を作動させてます。
こちらのモバイルバッテリーは10000mAhという容量でiphone7なら約3.6回、iphoneXRなら約2.4回充電できます。
そんな10000mAhのモバイルバッテリーで空調服を動かすと、以下の時間駆動してくれました。
10000mAhのモバイルバッテリー | ||
弱モード | 中モード | 強モード |
10:40 | 9:11 | 7:53 |
風力最大である強モードで約8時間作動するので、気温が上昇する時間はずっとファンを回し続けられます!
満足④:コンパクトに持ち運べる
VINMORI空調服は生地が薄いので丸めればコンパクト!
収納袋も付属しているので持ち出しに便利♪
家から着ていかなくてもバックや車にしのばせておけば使いたい時に使えます。
あと、特殊な使い方ではあるんですが、空調服とハンガーを持ち出していれば汗で濡れてしまったTシャツを空調服で早く乾かせます。
VINMORI『空調服』残念ポイント
残念:ポケットが無い
VINMORI空調服にはポケットがありません。
あるのはモバイルバッテリーを入れる内ポケットのみ。
おそらくポケットを作ってしまうと風の通りが悪くなるためこのような作りになっているんだと思いますが
やっぱりポケットが無いと不便に感じます。
春や秋など気温差が激しい季節に「寒い時間は長袖として羽織り、熱くなったらファン作動で涼しく」といった使い方も考えたんですが、ポケットが無いので純粋なパーカーとしては使いづらいです。
VINMORI『空調服』2つの注意ポイント
注意①:「え?何あれ!?」な視線がすごい
空調服を着て散歩してみました。
駅のほうへも行ってみました。
何人かとすれ違いました。
そして皆さんだいたい同じリアクション「なんだアレ?」です(空調服を見た瞬間会話がストップした二人組もいました)
やはり夏に長袖&まんまるな人がいたら気になって見ちゃいます。
少しずつ空調服の存在が浸透していってますが、まだまだ物珍しいので、街中で着るには勇気が必要です。
ただ、奥さんいわく「最初は恥ずかしかったけど、途中から優越感があった」とのこと。
「あれどうなってるの?涼しいのかな?ちょっと気になる」そんな視線を感じたようで、「羨ましいだろ!」な優越感にひたってたようです。
まだまだ熱い眼差しをうけられる服ですので、目立ちたいという方は是非!
注意②:ファンが4つ回るのでそれ相応の音量
VINMORI空調服はモーターによってファンが回り、羽根が勢いよく回るのでそれ相応の音がします。
服から50cmほど離した状態で音量を図ってみると
弱モード | 中モード | 強モード |
47db | 49.5db | 52db |
どのモードも50db付近でした。
この50dbは騒音レベルで言うところの『普通』にあたりますが「ウイイイイン」とそこそこうるさいです。
ただ、耳障りな音ではないですし、野外など周りが騒がしければそこまで気にならない音です。
VINMORI『空調服』レビューまとめ
- うまく使えば涼しい
- 肌を露出せず涼める
- 皆の視線を釘付けにできる
空調服はなんとなくアウトドアで活躍するものと思っていましたが、家でもガンガン使えるので活躍できるシーン多めです。
クーラーのような冷たい風は出ませんが風があるだけでかなり快適なので一度使うと癖になります♪
価格がちょっと高いなぁと思ってたんですが、2019年7月29日時点ではかなり値段が下がり、買ってアリな商品になったと思ってますので気になった方は是非チェックしてみてください!