キャンプ場でも気持ちよく眠りたい!でもお金はそんなにかけられない。。
そんな私が選んだキャンプ用のマットがハイランダー『インフレーターマット 厚み5cm 枕付きタイプ』です。
インフレーターマットとは、バルブを開けば自動で膨らむマットで、中にウレタンが仕込まれているので寝心地は自宅で眠るベッドに近いものがあります。
価格が安いのに、厚み5cmもあるので地面とは無縁となり、石ころゴロゴロでも地面を気にせず寝られるコスパの良いマット。
しかし…独立した枕がちょっとクセモノで、合わない人にはとことん合わないマットです。
ということで、この記事ではハイランダーインフレーターマット厚み5cmの満足な点やクセモノな枕についてご紹介いたしますので、キャンプのマット選びの参考にしてみてください!
目次
ハイランダー『インフレーターマット5cm』基本情報
名称 | キャンプ用スエードインフレーターマット(枕付きタイプ) 5.0cm |
メーカー | Hilander(ハイランダー) |
サイズ(公式) | 幅65 × 長192 × 厚み最大5cm |
収納サイズ | 幅20 × 高65cm |
重さ | 1.6kg |
表生地 | ポリエステル100%スエードタイプ/PVCコーティング |
裏生地 | ポリエステル100%(75D/190T)/PVCコーティング |
開封&内容物
アマゾンで購入しダンボールで到着!箱をあけるとビニールに包まれたインフレーターマットの登場。
収納袋もばっちりついてきます!紐のさきっちょにくっついてるのは
リペア用の生地でした!ちょっとした気遣い嬉しいですね!
インフレーターマットは真空状態で届きます。写真両端にある黒いのはゴムバンドです。
ゴムバンドがあるおかげでぐるぐる巻きにしたインフレーターマットをキレイに収納袋へいれれます。
ということで内容物は
- インフレーターマット本体
- 収納袋
- ゴムバンド×2
- リペア生地×2
となります!
デザイン
空気をいれ使える状態にしたのがこちら!スエード生地のため価格のわりには高級感がありますよ♪
写真は色が飛んでしまってます!正確なカラーはTHE茶色なブラウンです。
ものすごく分かりづらいですが表地スウェードのアップ写真です。
マットの裏地はグレー色で滑り止めがついています。
アップはこんな感じでつぶつぶ!
インフレーターマットの両サイドには同じハイランダーのスエードインフレーターマットがあれば連結できるボタンがついています。
2つくっつけてダブルベッドもできますし3人4人と何人分でもマットをくっつけることが可能です!
ハイランダー『インフレーターマット5cm』組み立て方・片付け方
使用時の組み立て方
使い方といってもバルブを開くだけで完成してしまいますがご紹介いたします!
上の写真がまだ空気が入っていない状態のインフレーターマットです。到着直後のモノなのでぺちゃんこ状態です。
足元に来る部分にバルブがあります。こちらを開くことで勝手に「シュー」っと空気が入っていきます。
初回時は真空状態のため空気が入るまでに時間がかかるようでストップウォッチで時間を測ってみるとおよそ10分ぐらいで完成しました!
初回時は時間がかかるということで、2度目はどのぐらいで膨らむのかチェックしてみました!
およそ3分まで「シュー」という音がし少しずつ膨らみ、音が止まると膨らみは停止しました。
ということで、たった3分で膨らんだことになります!
ただ!4.5cmまでしか膨らんでいません。たしか5cmのインフレーターマットのはず。
ということで人力いきます!そうです!口で直接空気を送り込んでみます。
こちらが口で空気を足した状態です。4.8cmといったところでしょうか?先程より3mm膨らみました!
残念ながら2mm足りていませんが、一定以上空気を送り込むと逆流してくるようで、私の肺活量ではここまでが限界。
続きまして枕いきます!
「え?枕は自動で膨らまないの?」と思うかもしれませんが、こちらのインフレーターマットは枕が独立しており、別々で空気を入れなくてはいけません。
空気を入れるバルブは裏面にあります。
キャップをはずと空気をいれれるようになっています。そして枕部分は自動では膨らみません。口を使って空気を入れる必要があります。
別々に空気を入れるのが面倒に感じますが、空気を入れるバルブの構造が素晴らしく、空気が逆流してこないようになっているので膨らませるのはとっても簡単!
口を離しても手でフタをせずとも空気は一切もれません。誰でも簡単にふくらませることができますよ♪
じゃどうやって空気を抜くのか?ということですが
さきほどの状態から、もう1段階キャップを外すことで枕部分に入っていた空気を出すことができます。ちなみに穴が大きいので一瞬で空気をカラにできますよ!
空気を入れるのは簡単、空気を抜くのは一瞬と素晴らしいバルブです!
片付け方
組み立ては自動ですが、片付けは手動です。
うまく空気を出さないと収納袋に収まらないしかさばるので出来るだけ小さくしたいところ!
ということで私が片付けする時にやってる方法をお伝えします!
1.枕の空気を抜く |
2.メインバルブをひらく |
3.マットを3つ折りにし上に乗る(撮影のため手で押さえてますがマットの上に乗り全体重をかけてください) |
4.「シュー」と空気が抜ける音が静かになってきたらバルブをしめる |
5.一度ひろげる |
6.枕側からグルグルと巻きつつ全体重をかける(ここも手じゃなくて全体重を乗せながら) |
7.半分ぐらい巻いたところでバルブをひらく |
8.上に乗ったまま最後までグルグル巻く |
9.バルブをしめる |
以上で完了です。 |
収納袋に隙間たっぷりです!もしまだ入らない場合は5〜9を繰り返せば小さくなるはずです!
ハイランダー『インフレーターマット5cm』3つの満足ポイント
満足①:さすが5cm!悪環境でも快適!
さすが厚さ5cm!フカフカです!最高です♪
一度2cmのインフレーターマットにゴロンしたことがありますが「こんなにも違うのか!」と思ってしまうほど。
2cmでも無いよりはマシなんですが背中で確実に地面を感じました。
それがハイランダーの5cmインフレーターマットなら地面を感じることは一切ありません!
上の写真ぐらい石ころゴロゴロなら余裕のよっちゃんです!
極端に重心を1ヶ所にかけてしまうと地面へ到達しますが65kgほどの私が寝転んだぐらいなら地面は程遠いです♪
▼ちなみに、さらに厚みが増す9cmタイプも販売されています!
満足②:-1℃の冬キャンプでも底冷えせず!
冬キャンプで使ってみてさらに良さを発見!
なんと-1℃になるキャンプ場で銀マットと合わせて使用した場合、いっさい底冷えを感じませんでした!これには感動です!
どんなに高級な寝袋を使っても底冷え対策をしていないと寒くて寝れたもんじゃありません。
底冷えしづらいマットといえば地面から宙に浮く『コット』が有名なんですが、コットのほうが私は底冷えしました。
コットも隙間となる空間にモノを詰め込むことで底冷え対策になるようなのですが、対策を必要としないハイランダーインフレーターマット5cmは使いやすいという印象です!
満足③:来客用の布団にもつかえる!
私はキャンプ目的で購入しましたが、家に誰か泊まりに着た時も活躍してくれそうです!
布団はかさばるけどハイランダーのスエードインフレーターマットなら65cm×20cmしか場所をとりません!コンパクトになるって素敵です♪
ただし、インフレーターマット底にある滑り止めとフローリングの相性が悪くギュッギュ音がするので、もし気になる場合はバスタオルなどを下に敷けば対策できます。
ハイランダー『インフレーターマット5cm』3つの残念ポイント
残念①:独立した『枕』に慣れない…
銀マットからハイランダーのインフレーターマットを使うようになり
「厚み5cmで地面を感じず家と同じように寝れる」と安眠できていたんですが、、
何度も使っているうちに「地面は感じないけど…枕が微妙で寝づらい気がする」とさらなる安眠を求める贅沢病が発症。
ハイランダーの枕は胴体部分とは分離されていて空気オンリーで膨らむ枕。
最大まで膨らませると張りは出ますが、すごい角度になります。
と、さすがにこれでは寝づらいので、空気をぬいて調整するんですが、張りがなくなると…
空気が抜けてる『うきわ』で寝てる感覚に近いものがあり、頭をのせてる部分が深く沈み込み寝返りがうちづらいんです。。
贅沢病が発症している私は「これでは寝れない!」と枕は使用せず、別で用意した枕をつかったりしてみたんですが、どうもしっくりこず…
ということで、厚みや起毛生地など『枕』以外は最高にお気に入りなんですが、肝心の寝心地が微妙となり、私より背の低い奥さんへとゆずりました。
奥さんも、この枕は寝づらいということで枕は使用せず。
ハイランダーインフレーターマットは枕部分を使わない場合、長さが148cmほど。
奥さんは身長160cmなので顔がはみ出しますが、適当な荷物にタオルを敷いて枕代わりに。
「枕は微妙だけど、こうやってすれば寝れる♪」と毎回爆睡しています(強い)
ということで、「どこででも寝れる!」な方はどうとでもなりますが、睡眠で枕を重視される方は
- 空気パンパンで高さのある枕で寝られるのか?
- 空気を抜いたぶにょぶにょの空気枕で寝られるのか?
- 最悪、枕は別で用意できるのか?
を確認してからの購入をおすすめします。
ちなみに、価格は高くなってしまいますが厚み5cmでピロー分離型(ピロー付)もあります!
残念②:あれ?足がはみ出すぞ
記載されていた情報では長さが192cmとありましたが実際に測ってみると寝れる部分は175cmぐらいしかありません。
枕を丸く膨らませると長さが減ってしまうので平らにして測ってみてもMAX180cmです。
192cmの表記はマットの上下にある空気がはいらないヒラヒラした部分も含めてのサイズのようなので身長が180cm以上ある方は確実にはみ出しますので注意してください。
ちなみに私の身長が177cmで枕を膨らませ寝ようとするとほんの少し(約1cm)はみ出してしまいます。
残念③:使用半年あたりで膨らみづらくなる
購入から約半年、回数にして15回ほど使用した当たりで「バルブを開けば勝手に膨らむ」が弱くなりました。
自動で膨らむ大きさを新品時で100%とするなら、半年後は50%〜60%ぐらいになってしまいました。
「シュー」と空気を吸い込む音がビックリするぐらい早く終るようになったので「おかしいな?」とは思ってたんですが劣化のようです。
ただ!自動で膨らまないのは残念ですが、手動で足りない分の空気を入れることは可能なので新品時と同じ厚みで使用できています!
ハイランダー『インフレーターマット5cm』レビューまとめ
- 5cmの厚みでドコでも快眠
- 底冷えしづらい
- 枕が寝づらい
私は途中から枕が気になって寝づらくなってしまいましたが
枕さえ合えば、価格が安いのに厚みしっかりで肌触りも良く、コスパの大変良いインフレーターマットです!
寝具は1、2回実際に寝てみないと自分に合う、合わないが分かりづらい商品なので選ぶのが難しいですが、この記事を読んで「大丈夫な気がする!」と思えば是非チェックしてみて下さい。