コットで寝てみたい!できれば安く!
ということで有名アウトドアショップWild-1が手がける価格帯の安いブランド『Qualz』のコットを購入しキャンプで使っています!
- 安くコットをGETしたい
- 組み立て・片付けが簡単なのがいい
こんな方にオススメできるコットです!
寝心地は100点満点ではありませんが、慣れてしまえばいつでも安定した寝心地をプレゼントしてくれます♪
では、Qualzのコット『キャンパーズベッドⅡ』を体験談も交えて詳しくご紹介いたします!
目次
Qualz キャンパーズベッドⅡ商品情報
価格は税込み5,378円
アウトドアショップ『Wild-1』にて通常価格5,378円(税込み)で購入しました!
数あるコットの中でも比較的『安い』部類に入るコットです!中華製より有名アウトドアブランドが手がけてるだけあって安心感があります!
スペック
名称 | キャンパーズベッドⅡ |
メーカー | Qualz(クオルツ) |
使用時サイズ | 190×62×高さ20cm |
収納時サイズ | 70×20×高さ8cm |
重量 | 3.95kg |
耐荷重 | 80kg |
材質 | 張り材:ポリエステル/構造部材:アルミニウム、鋼 |
Qualz キャンパーズベッドⅡの寝心地は70点
初めてのコット!
ということで最初は様子見も兼ねて安く購入できるQualz(クオルツ)という、アウトドアショップ『Wild-1』が手がけるブランドのコットを購入しました!
コットを含め、寝具は店頭で試して「これイイ!」と思っても、実際に1日寝てみると感想が違ってきたりします。
このQualzのコットもお店で実際に横になったときは「イイ感じ!」と思っていましたが実際にキャンプ場で寝てみた感想は
「うーん。悪くはないんだけど、めちゃくちゃ良いかと言われればそうでもない」
というのが正直な感想です。
もう少し具体的に私が感じた寝心地の感想をご紹介します!
寝返りがうちづらい
まず1つ目は、ホールド感があって窮屈。寝返り時によく目を覚ましてしまうということ。
使用していない時のコットは真っ平らなんですが
身長177cm、体重65kgの私が寝転んでみると
このように、重みでけっこう沈んでしまうんです。
イメージで言うと上の写真の赤線のような感じで、体がホールドされてしまうんです。
包み込まれてる感が好きな方ならいいんですが、寝返りはうちづらくなります。
ちなみに、私より体重の軽い奥さんが寝てみても沈み込みはあります。私のときよりは沈み込みが少ないですが、やはりホールド感があり寝返りがうちづらいです。
幅62cmはちょっとせまい
クオルツのキャンパーズベッドは横幅が最大で62cmあります。しかし両端にはフレームがいますので、有効範囲は約58cmほどです。
先ほどご紹介した、「コットが沈み込んでしまう」と関係することなんですが
沈み込んでしまう+幅58cmだと圧迫感が増します。
177cmの私が横になってみると上の写真のようになります。ちょっと窮屈そうに見えませんか?
実際は、肩がフレームへと当たり窮屈に感じます。
私は普通体型で、どちらかというと貧弱な体なので肩幅は狭いほうです。
違う角度から見てみるとこんな感じです。
沈み込んでしまうコットで幅58cmだと、どうしても窮屈になってしまいます。
ただ、私は体を横にして寝るので、そこまで気にはなりませんが、仰向けで寝る方は窮屈に思うはずです。
ちなみに、他メーカーのコットも幅60cmの商品が多いので「こういうモノなのかな?」と割り切っています。
寝返り時、コットから音が出る
QualzキャンパーズベッドⅡの張り材には『ポリエステル』が使用されています。
組み立てるとキレイにピンっと張ってくれ見た目は美しいんですが
コットの上で体を動かすと「ギュギューギュッ」と生地の音がけっこう目立ちます。
寝返りがしづらいと先に言いましたが、寝返り時は体に力が入ってしまい、この「ギュー」という音が必ず出ます。
自分自身もそうですが、隣で誰かが寝ているなら「うるさい」と思われるかもしれません。(我が家の奥さんは一度寝ると起きないので大丈夫です!)
底冷えします
コットを使えば『底冷え』しないと勝手に思い込んでいた私が悪いんですが
夏の山奥でのキャンプにて、底冷えが原因で目が冷めました。インフレーターマットではなかった体験でした。
「なんだよコット寒いじゃん!」とガッカリしたんですが、よくよく考えればコットの下を冷たい空気が通れば、ポリエステルで出来たコットなんてすぐに冷えてしまいますよね。。
ちなみに、その時のコットの使い方は、コットの上にバスタオルを敷き、タオルケットを掛け布団にして寝ました。
今は『底冷え』で目が覚める恐怖から逃れるためコットの上に銀マットを敷いています。こうすることで現在は底冷えとは無縁で眠れてます!(テント内温度9℃まで体験)
追記:真冬の底冷え対策
0℃付近になるとコット+銀マットだけでは底冷えしてしまいました。
これはちゃんとしとシュラフ(寝袋)を使っても同じです。底冷えはシュラフではカバーできません。
ということで対策方法をご紹介!
方法は簡単!コットの下に可能な限り荷物を詰め込むです!
テントやシュラフなどの収納袋、寝る時は着用しないアウター、その他もろもろ出来る限りコットの下を埋め尽くします。
また、タオルケットなどで風が入ってこないようコットを塞ぐことでさらに効果アップ!
こうすることでテント内が『-4.8℃』まで下がった日でも底冷えすることなく眠れましたので、「コットで底冷えする」と悩んでいる方は是非お試しを!
コットにして良かったこと
出だしから微妙だった点ばかりをご紹介してきましたが、コットだからこそ良かった点もあります!
なんだかんだで慣れます
窮屈、幅がせまい、音が出るとデメリットをお伝えしてきましたが、なんだかんだで今もクオルツのコットを使い続けています!
理由は『慣れ』です!(笑)
一発目はコットそのものが初めてということで「インフレーターマットのほうが全然いいや!」と思っていましたが
その後、2回、3回…10回と使い続けていると慣れてしまいました!
最初のころはちょこちょこ夜中に目が覚めていたんですが、今は朝までぐっすり眠ってます!人間の適応能力というのは凄いです(笑)
なので、もし購入して「自分には合わないなぁ…」と思っても数回使ってみてほしいです!私は神経質なタイプなんですが、そんな私でも慣れました!
地面を感じることは一切無し!
これはクオルツのコットだから良いというより、コット全体に言えることなんですが
いつでも同じ寝心地を提供してくれる恩恵はデカいです!
どんなに地面の状況が悪くてもコットの上に寝転べばいつもと同じ寝心地が待っています!
クオルツのコットは高さが20cmあり、65kgの私が寝てもまだ10cm以上の余裕があります!(耐荷重80kg)
まだ体験していませんが、斜面になっているようなキャンプ場でも、コットの脚の下に何かを敷き詰めれば水平を保ち眠れそうです!
ちなみにコットは下に隙間が出来るので、収納袋だったりを隠しておけたりします!これが地味に嬉しいです!
外で使えば自然を感じながら寝転べる
偉そうな姿をお見せしてすみません。
ですが!見てください!こんな風に外にコットを持ち出せば地面が石ころゴロゴロでもまったりできるんです!
これ、私がコットを購入した一番大きな理由です!
寝転びどんな景色を眺めているかと言いますと
こんな大自然を前にまったりしています!
コット1つ持ち出せば、こんなふうに自然を間近で感じながら寝っ転がることが可能になります♪もちろん地面を気にせずいつもどおりの寝心地!
あまり1ヶ所に体重をかけないほうが良いとWild-1の店員さんから教えていただきましたが、一応座ってくつろぐことも出来ます!
重量が3.95kgとちょっと重いですが、女性でも片手で持ち運べる重さなので気軽に移動できます!
こういった感じで、コットを外に持ち出せばリラックススペースが簡単に確保できるのがコットの良いところです♪
冬はコットとシュラフを外へ持ち出し、シュラフの中でヌクヌクしながら星空を眺めてみるのも良いですよ!
組み立て・撤収について
フレーム式で組み立て・片付けが楽チン
Qualzのコットはポールを使わないフレーム式となっています!
上の写真のように組み立て前は折りたたみ式になっており、フレームが最初からコットの中に収納されています。
ということで、フレームを広げて脚を4本取り付ければいいだけの簡単組み立て&片付けです!
Wild-1の店員さんに聞いたんですが、店員さんはヘリノックスの高級コットも持っているけど、出番はクオルツのほうが多いとのこと!(営業トークだったかもしれませんが笑)
理由は、ヘリノックスはコンパクトで軽いけど、ポールを組み立てシートの中に差し込むのがめんどうだからのようです。
私はヘリノックスなど、ポール組み立て式のコットを使ったことがないので比較は出来ませんが、クオルツのコットはたしかに組み立て・片付けが簡単に出来ます!
組み立て方・片付け方
ではでは!組み立て、片付けが簡単なクオルツキャンパーズベッドⅡを実際に組み立て、片付ける様子をご紹介します!
組み立て方
まずは収納袋からシートと脚フレーム4本を取り出します。
三つ折り状態のシートを広げ、裏面を上にします。
上の写真のようになっているフレームを
くるっと回し、穴が上にくるようにします。※指詰め注意
シートに4本の脚をくっつけるんですが、まずは真ん中2ヶ所からいきます!真ん中2ヶ所→両サイドという順番です。
コットを起こし、床にある方の穴に脚を差し込みます。
中途半端に入ることがあるので、しっかり穴の奥まで脚を差し込みましょう。(中途半端だとパキッンと外れることがあるので注意)
写真がものすごく分かりづらいですが、片手でフレームを上へと持ち上げつつ、もう片方の手で脚を下へとグッと押しこみ、穴へと脚を差し込みます。
新品の状態は硬いですが、数回使うとだいぶやりやすくなります。
最終的に、穴の向きは真上ではなく、ちょっと内側に斜めになるので、脚を差し込む前から穴をちょっと斜めにしておけば入りやすくなります!
あとは、これの繰り返しです!真ん中→両サイドという順番で4本の脚をフレームと合体させます!
最初の1本さえつなげてしまえば後は少し楽になりますのでファイトです!
片付け方
片付けは単純に組み立ての逆の手順です。
コットを起こし、上からフレームを押しつつ脚を外すという方法もありますが、私は地面に置いたままの方法でやっています!
脚を外すときは組立時と逆で、両サイド→中央という順番で脚を外していきます!
このようにフレームに足などで体重をかけながら脚を上へとゆっくり引っ張れば外れます!
同じように4本の脚をフレームから外したら
白丸で囲んだ部分を
くるっと回し、穴が真下にくるようにします!※指詰め注意
こんな感じで両サイドのフレームをくるっと回し、穴が下になったら
上の写真のように折り曲げれるようになるので
三つ折りにします!
あとはクルクルと巻いていき
コットに付属しているマジックテープで止めればOK!
脚のほうも付属していた輪ゴムで縛り
収納袋へと片付けます!先に脚のほうから片付けるとやりやすいです!
脚を奥まで入れたら、シートのほうも奥へと押し込みます。
収納袋は比較的ゆとりがあるので簡単に収まります!
以上がクオルツキャンパーズベッドⅡの組み立て・片付けでした!
構造がシンプルなので1、2回使えば迷うことなくパッパッパと組み立て・片付けできますよ♪
最初は脚の取り付けが硬くて苦戦するかもしれませんが、何度か使用しているうちに硬さが和らぐので、より簡単になります!
注意:下には何か敷いたほうが良い
クオルツのコットは鋼の脚4本で支えています。
1本1本は細く、コット使用時はこの細い脚に体重がのっかります。
ということで、上の写真のように接地面には、かなりの圧がかかり跡が出来るほど。
地面の上なら問題ないですが、テントの中で使用するときは、テントを破いてしまう可能性があるので、バスタオルやレジャーシートなどクッション代わりに何かを下に敷いたほうが良いです。
Qualz キャンパーズベッドⅡ バリエーション
カラーはレッドとオリーブの2色
QualzキャンパーズベッドⅡは『レッド』とカーキ色な『オリーブ』の2色展開です!私は赤が好きなのでレッドをチョイスしました!
オリーブは深みのあるカーキ色で落ち着きがありますよ♪
ちなみに、私は汚れ防止のためコットの上にタオルケットを敷くので、どちらを選んでも同じでした(笑)
Qualz キャンパーズベッドⅡまとめ
- 慣れれば快適
- 低価格で購入できる
- 組み立て・片付けが簡単
コットはアウトドアショップやネットを見ると山のようにありますが、ひとまず安いコットを試してみたいということであればクオルツのコットは安価な部類なのでオススメです!
最初は違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえば、いつでも同じ寝心地で眠れるようになるのは良いですよ♪