ネットで売ってる激安寝袋ってどうなの?
ということで!今回はアマゾンで2,300円(2018年11月1日時点)という破格で購入できた、MINODEERの封筒型シュラフをレビューいたします!
実際に数回つかってみた正直な感想は
- くさい!
- 収納が大変
- 作りが雑
- 使用可能温度は記載どおり
といった感じで安かろう悪かろうが目立つ結果に。。
では、そんな激安封筒型シュラフの残念ポイントと満足ポイントを詳しくご紹介いたします!
目次
MINODEER 封筒型シュラフ(寝袋) 基本情報
スペック
名称 | 封筒型 シュラフ 1.4kg |
メーカー | MINODEER |
使用可能温度 | 0℃〜15℃(公式) |
重量 | 1.4kg(公式) |
サイズ | 使用時:縦225×横75cm 収納時:縦32×直径24cm(公式) |
材質 | ポリエステル、中空綿 |
開封・デザイン・特徴
こちらがアマゾンで購入し我が家へやってきたMINODEERの封筒型シュラフです!中国製だと思われます。
収納袋は黒色でアウトドア感のあるロゴ!
収納袋をオープン!シュラフが出てきました!
分かりづらいかもしれませんが、色はカーキです!この他にもグレー、パープルの色を選べます。
どん!広げてみました!ばっちり封筒型です!
- 封筒型…まさに封筒のような形をした寝袋
- マミー型…イモムシのように細くなっている寝袋
サイズは幅70cm、最大縦215cm、体が覆う部分が180cmとなります。(素人採寸)
一番目立つ首あたりに『MINODEER』のロゴがあります。
シュラフの素材はポリエステルと中空綿。
表面はポリエステルでテカテカサラサラした触り心地。中には、多くはないけどそこそこ中空綿がつまってます!(中空綿とは一般的な掛け布団に入ってるワタです。)
シュラフの裏側です!こちらも表と同じ素材、同じ色です。
では、ここから特徴やチャックの位置などを見ていきます!
まず首元の右側に簡易的なマジックテープ。
その奥にはメインとなるチェックがあります。
メインチャックは外からも中からも開けたり閉めたりできるよう2つついてます!
ちなみにこのシュラフは右ジッパーです!右ジッパーとは仰向けで寝たときに右側にチャックがある寝袋のことを言います。日本では右ジッパーが主流です。
メインチャックをフルオープン!内側は全面チェック柄ですね!中はサラサラした肌触りです。
そして!メインとなるチャック部分はダブルジッパー構造に!
「足元が熱い!」という時は上の写真のように足元だけチャックをオープンさせることが可能です。
そしてそして!寝袋の底の部分にもチャックがありオープンさせることができます!
つまり…
一枚布になります!掛け布団のようにも使えます!
続いて、首元。首元には1ヶ所だけヒモがしぼれるようになっています。
ギューとしぼるとこのような感じに!外からも中からも絞れます!
MAXまでしぼると、ここまでフードが縮まります。鼻と口の両方が露出するサイズです。
それから、寝袋内部にはポケットが1つあります。マジックテープでフタができるようになっています。
イメージとしては上の写真のスマホを置いてるあたりにポケットがきます。この位置は肩や首にあたる部分なんですが、寝てる最中は邪魔に感じてしまうポジションのため私は使ってません。
続きまして、収納袋のほうを見ていきます!
未開封時の大きさがこちら!そこそこ大きいです。
実際に測ってみたサイズが縦36×直径21cmありました。
参考までにモンベルの化繊シュラフ#2との比較。
収納袋の底には4ヶ所ほど中身を圧縮できるベルトがついてます。
4つのベルトをキツくしめることで上の写真のように長さが約4cmほど小さくなりました。
ギュッと圧縮されペットボトルの底のような形に!見た目はよろしくないです。
重さは収納袋込みで1376gです。1.5リットルのペットボトルより少し軽いという重さですね!
MINODEER 封筒型シュラフ(寝袋) 残念ポイント
これで新品?ニオイがきつすぎる…
まず最初の残念ポイントはニオイ!
ワクワクしながら開封した私の第一声が
くさい!!!です。。
カビっぽいニオイといえばいいんでしょうか?
ジメジメした感じと、少しツーンとする匂いです。ずーっと押入れにしまいっぱなしだった布団のような匂いです。
臭いけど早く試したくて我慢しながら寝袋にインしました。
しかし1分が限界でした。臭すぎて無理です!
このシュラフのレビューを見てみると「ニオイは無い」という方もいらっしゃるようなので当たり外れがあるのかもしれません。
ただ、私の元へ届いたシュラフは耐えられないほどの匂いでしたので残念ポイントです。
ちなみに合計で20日ほどベランダ干しをしたら匂いのほうはだいぶマシになりました。手洗いもOKなシュラフなので洗ってしまうのも手ですね。
収納袋が残念!口が狭すぎて収納しづらい
MINODEERの封筒型シュラフの収納方法は、真っ二つに畳んで
クルクル巻き、収納袋へ放り込めばOKの簡単作業なんですが…
収納袋へと押し込むのがめちゃくちゃ大変です。丁寧に丸めてもです!
入るには入るんですが力づくでねじ込む必要がありパワーを必要とします。そして、ちょっとずつしか中に押し込めないので時間もそうとうかかります。。
どうしてこうなるかと言うと収納袋が小さすぎるからです。
ちょっと分かりづらいですが、収納袋には白色ラインの部分と赤色ラインの部分にベルトがあります。
白色ラインのほうは長さの調整が出来るので広がります。
が!赤色ラインのほうは長さを調整できません!
つまり、収納袋の口の大きさは固定!狭い口の中に分厚いシュラフを入れることとなり、そうとう大変なんです。
いつも寝具関係の準備・片付けは奥さんが楽しそうにやってくれるんですが…「これはやりたくない!」とのことです。。
ちなみに、取り出すときは寝袋の中心部分(赤矢印あたり)を握り引っ張り出せば簡単に取り出せます!
作りは値段相応でとこどころ雑です
私が購入したときの価格は2,299円(2018年11月1日時点)。限界使用温度が0℃という表記なので、スペックと価格だけを見ればコスパは良いシュラフです。(使用温度については後ほど)
が、やはり安いなりの雑さがあります!(以下、開封直後の新品時に撮影した写真です)
糸のほつれが目立ちます。
縫製が甘いです。
縫い目がズレてます。
チャックがかみやすいです。
といった感じで安さゆえの雑さが目立つ寝袋です。
MINODEER 封筒型シュラフ(寝袋) 満足ポイント
ほぼ記載どおりの使用可能温度
こちらはアマゾンのページにあった使用可能温度が記載された画像です。私が購入したのは左側の1.4kgタイプ。
実際に何度か寝袋をつかっているんですが、ほぼ上記のとおりの使い心地でした!
上記の15℃、10℃、0℃に近い環境で寝袋を使ったので、その時の様子をまとめると
15℃ | 半袖と短パンで快適。チャックを締め切るとちょっと暑い |
10℃ | スウェットパーカーとスウェットパンツで足元が寒かったけど寝れた |
0℃ | 上はヒートテック、腹巻き、スウェットパーカー、下は超極暖、スウェットパンツ、そして湯たんぽを使い、時々寒くて起きるも何とか朝を迎えられた |
このような感じで
まさに10℃ぐらいが快適に眠れるギリギリラインでした!
ただ、封筒型なので足元が冷えやすいです。10℃でも快適に眠れますが、念の為、貼るホッカイロや湯たんぽを準備しておくと安心です!(封筒型は足元が広く空間が多いため暖まりづらい)
MINODEER 封筒型シュラフ(寝袋) レビューまとめ
- 新品なのに強烈なニオイを放つ
- 収納がとにかく大変
- 作りが雑
- 表記どおり10℃までなら快適
ニオイにはじまり、クオリティーや、収納しづらさと残念なポイントばかりが目立つシュラフでした。
ただ、使用可能温度が記載どおりだったのは好感が持てました!(なんとなく誇張しそうなイメージがあったので)
快適に眠るとなると10℃が限界ラインなので冬キャンプでは使えませんが、春夏秋の3シーズンであれば活躍できそうです!
今回ご紹介した残念ポイント3つを気にしないのであればコスパのよいシュラフですので、気になる方は是非チェックしてみてください!(記事執筆時はさらに値段が下がってます)